千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

椿



冷たい春雨の中

まさに落ちんとする花を手折って

ひとときの美しさをめでる

       

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               母の植えた椿


    ∞
     
         略.
     

           一輪の花の声であり
           一枝の花の真である
        永遠にほろびぬ命のよろこびが
          悔いなくそこに輝いている

           <椿を愛した 柴山全慶>

    ∞

 

マルコは真を求め修行してまんねん

 

 

 

みちる




うまく行かず

いわれのない苦境のとき

「神も仏もあるものか!」って口にしますやろ・・・


世の中に百人いれば
百様の受けとめありといえど

あんたの都合のいい
神や仏はあるものやら・・・

 


人のちっさなおつむを
はるかに超えたものが神・仏・自然

苦しき浮き世のその裏に
何と恵みの大海が広がっておますことやら

聖なる人々は

“ そんな神も仏もある世の中の

迷う人間を愛しなはれやぁ、

動物や鳥、木々や花

山や空を慈しみなはれ ” とゆうてはりますェ

    

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           どんなに苦しき世にも心は飛羽ばたける
              アッシジの聖フランチェスコ

        http://www.aritearu.com/Influence/Francis/Francis.htm

           なぜならば、与えることで人は受け取り、
         消えることで人は見出し、許すことで人は許され、
          死ぬことで人は永遠の命に復活するからです。

            < For it is in giving that we receive;
           it is in pardoning that we are pardoned;
         and it is in dying that we are born to eternal life.
             Saint Francis of Assisi 伊 >

 

おまけ:


    こんなんも、見つかりました

         『井戸に落ちても空を見上げるな

            神は貴方など見てはいない』

                 トルコの格言


            そやそや!

 

 

天麩羅


野菜を目の前にして

「後始末なんかに時間がかかるんは、やっかいぃ・・

 そやけど毎日誕生や、   やろ!」

                 とつぶやいた。

それがてんぷら。



床上の日本人参、蓮根そしてカボチャを薄切りにした。

小麦粉米粉に好みの味付け、塩やダシ粉、香りつけを混ぜた。
具材とともにビニール袋に入れてガサガサ振ると白化粧。



百円ショップで出会った天麩羅温度計を見ながら
キャノーラ油を  う~ん、160度にしょうか・・・と独りごと

次々とこんがり、できあがりましてん!




人生初のから揚げ天麩羅にしては上出来やおまへんか
   自料理自賛    ニンジンも旨いな


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             手前味噌ではございまするが

       合格

   案ずるより、揚げるがよろしおまっさ


 

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             なんでやろ?この名
            http://www.nisshin-oillio.com/q_a/5_q2.shtml
        大阪から魚のつけ揚げを売りに江戸へ来た男に“天麩羅”と
               看板を書いてやった京伝曰く、
      「天竺(てんじく=インド)浪人がふらりと江戸に来て売るから天ふら、
             そして麩は小麦粉、羅は薄い衣である」

 

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               プロの盛りつけ

 

 

ひっそり


あるお人さんがにっこりゆうたことを
オモロイなと聞いた覚えがある

『うまいマッシュルームはひっそり生える』

少年時代、マルコの趣味はきのこ狩りと栽培。
山から重たいシイの木を、自転車に乗せて運んだ。

苦渋、じゃのうて、待つこと三年三ヶ月---
      生えた生えたぞ!巨大椎茸!!!

マルコは飛び跳ねて父に報告した。

それから直径17センチの分厚い椎茸ステーキを
みんなで食べたんですわ

 

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          ベトナム カントーでの関取キノコ家族 食いはしなかった

 


さてさて、ブラジルは一度は行きたい所なんで
色々見てたら、通貨ブラジルレアルが昨年初めまでは
どんどん下げていた。  で、にんまりとつぶやいた。
  う~ム・・・旅行に最適 やなぁ ♪

ところが近頃にかけてスイスイ上げてきた、つまりレアル高。
でも、すぐゆけない。色々雑用山盛り・・・

「ほな、今のうちブラジルレアルこうとこう」
てことで、少ぅし買うてみた。

おりしも、さかんにブラジルの悪いニュースが取りざたされてる。
そやからね、誰も見向きもしない。

ひっそり寂しげなブラジルレアル。 だから買うた

インフレが収まりそうなんで
公定金利が下げだして、12% それでも日本の数十倍やないの!
FXで程ほどのレバレッジかけると、数十%かぁ・・・


うーむ、千年構想の志金にもなるかも知れないやん!

    うまい通貨はひっそり生えてる

 

 

おすそ分け


またまた食いもん話です      笑^^;

ピンポン♪
ご近所さんが、黒豆を持ってきてくれはった

おおきに、おおきに

ピンポン♪
宅配さんが関東から自作レーズンを届けてくれはった

なんとま、吉兆吉兆


黒豆どんは、緑なす黒髪のごと輝いてる

元経営者が、干しぶどうにガバッッ!とブランディーを注ぎ
と~ろり、トロリと煮込んだ柔らかなブランレーズンはん

ほんわかと瓶に収まってますわ

二つともねぇ、茶菓子にも、酒ツマミにもあうし
そうだ マルコパンにも入れてみましょ。

猫にとっと、マルコにすそ分け

 

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          毎日がうまい

 

 

 

富の托かり方-43  穀田屋十三郎

 

 

==    殿!利息でござる ==

朝早く、日を浴びながら体を動かしていたとき
掲示板に貼ってあるけったいな紙を見て吹き出した。

それがこの映画のパンフレットだった。

ちょんまげがなんと銭でできとうなぁ 笑
なに?「世の貯め、人の貯め」やて!! 冗談大好き 笑笑
!アッと驚くほんとのはなし


最後は涙の感動ドラマで、史実らししゅうおます。

wikiなどによると

  ∞

江戸時代中期の1770年代のこと。
陸奥国仙台藩領の吉岡宿が、「但木氏」の領地内で
仙台藩の直轄領でなかった為、助成金が出ず年貢に加えて
労力提供が重く、農民が逃げて疲弊するだけだった。

穀田屋十三郎は知恵者の菅原屋篤平治から町を救う計画を聞く。

それは藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げて
「庶民がお上から年貢を取り戻す」という逆転の発想だった。
仙台藩に1000両という大金を貸し付けるという
当時としては奇想天外な計画を実行した。

明るみに出れば打ち首という状況の中、
十三郎たちは大庄屋の千坂仲内に相談を持ち掛けて賛同を得、
さらに有志を募り、合わせて9名で事を運んだ。

仲間達は足かけ8年にわたり必死の節約を重ね、
町のため、人のために、私財を投げ打ち、
現在の貨幣価値にしておよそ3億円もの大金を貯め込んだ。

涙ぐましい苦労と幾たびもの障碍を乗り越えて、
仙台藩への貸付に至るのだった。
1773年頃から毎年その利子を受け取り、
宿場のすべての人々に配分した。
他の町が飢饉で窮乏しても、
この吉岡宿だけは死者なく豊だったという。

  

一ヶ月ほど先の上映だそうだけど、
この破天荒なことを成し遂げた人々への興味津々になるなぁ。。


『 金利を払う側から、金利を受け取る側へ 』

この単純な発想が、目先の雑事で実行実現できないのが普通だ。
人並みとか、皆がそうだから、仕方ないから---が地獄と極楽の境目。

年利一割が普通の当時、受け取る側に回ると
目の前の景色が変わったろうな。
 3億×10%=**** ・・・・

『何事も最初の種銭』

穀田屋十三郎のおっとさんが死ぬ間際に
「小銭を貯め続けよ。そして吉岡宿の将来のために使え」と
兄弟に伝えて、一家幼子に至るまで飢え死に寸前の
貧乏生活を長く続けた。その実りが上の大金なのだ。

阪神大震災で日200円生活したもんで
少しは分かるな、その苦労。

それにしても偉いな、彼らは世の貯めだ
点滴石を穿ち、大願岩をも貫く


『狭い損得を捨て、皆の貯め』

明日の糧もままならぬ貧乏暮らしの農民にも
一条の未来の光明をそこに見て自然と足並みがそろう。


家訓 『決して成果を自慢せず、人より質素に暮らせよ』

まさにこれぞ陰徳、穀田屋が幾たびかの困難を乗り越えて人々と共に
生き残った秘訣なのだ。和光同塵の姿がある。

身代が潰れそうなときに、伊達の殿様が評判を聞き及び来て
嬉しげに三種の美文字をしたためて

いわく 「これを酒の名にせよ」

それが評判を呼んで、売れるは売れるは誉れ美酒
・・・

まだ、映画を見ていないから勝手な
想像だけで終わってる。

近頃便利でインターネット予約し、
窓口にチケットを受取に行った。

お姉さんが差し出してゆうた言葉

「87番チケットです。これ面白いわよ!」

それは“ほんま、おすすめ!”顔だった。



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しそ巻き

 

浜松のお土産に、一本のしそ巻をもらった。
ご存じの方もおいでやろね 


素朴な味で、家庭料理でもあるそうな。

ひとつ、ちょいと解いてみると-----
小粒ピーナツが入った甘味噌を青しそで三枚巻して 
4筒を楊子で串刺しして揚げてある

 

真っ緑で、冬なのにと驚く鮮やかさ。

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          体が喜ぶお菓子?

赤紫蘇で味噌を巻き焼いたもの、青紫蘇で味噌を巻き揚げたもの、
中に巻く味噌が甘めのもの、辛めのもの、味噌の中にピーナッツや
ごまを入れたものなど、 色々なしそ巻きがあるそうな。

酒のつまみやご飯によくあう伝統食なんよと説明を受けた。

生活の智慧がうかがえる、その地その地のひっそり隠れている
名品があるのがほんまうれしい

 

 

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                 家庭の味 豪快

 

 

 

 

匂いのむこう

 


いずこやら
通い流れる
沈香

ふと立ち止まり
花姿どこにと
枯れ木立

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             沈丁花
     http://yaemugura.hatenablog.jp/entry/2016/03/16/202424

 


まあるく群れ咲く
ちんちょうげ

旧友と再会したよに
その日一日
甘くなる