日本では、夏に約半世紀ぶりとなる
東京2020オリンピック・パラリンピックが開かれる
ちかごろ余りおもしろみを感じなくなったのは
スポーツマンシップを置き忘れて、
勝った者だけが賞賛される世の中だから
勝者はみんなから賞賛されたら充分 <Marco>
更に裏では金が動いている
商売人の世の中だから、金を求めてがんばる。
成功とはどれだけの金額を稼いだかでありまして、
勝利はどれだけ奪い取ったかであります。
この時、勝者は有頂天になる。たまたまな事を知らず
回りの褒め言葉に傲慢不遜となって、敗者へのいたわりどころか、
口先ではない弱者への深い思いやりを忘れ果ててしまう
あのしてやったりとの自慢顔でのガッツポーズは
鈍感なマルコにさえ気恥ずかしく思われる
敗者になれば悲嘆し報われなかった事態に愕然とし、
勝者への敬意をなくして腹を立てる。
勝者は明日は敗者になるのだし、
敗者は永遠に敗者ではありえない
相対のこの世の中でのかりそめのことだ
スポーツもビジネス的に汚染され、目先の成果にこだわって
過程を見なくなっているのが世のつねか。
報奨金 は日本オリンピック委員会(JOC)から
金メダル・・・500万円
銀メダル・・・200万円
銅メダル・・・100万円
+諸連盟、所属会社。。。。から**000万円
かってスポーツの祭典といわれて、誰もがスポーツを楽しめて、
ごく普通の競技の世界的祭典でした。
ところが、オリンピックを目指してスポーツ競技を続けていくためには、
とてつもなくお金がかかるそうだ・・・???
生徒時代、苦手な社会の授業で先生の今なお印象に残っている話は
マルコの好きな馬術でのこと。
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オリンピックでの「城戸俊三と久軍号」 昭和七年
総合馬術競技耐久決勝戦で山野を22マイル(32.29km)走ります。
鞍上の城戸選手は、落ち着いていました。
全コースのほとんどを順調に走り終え、
あと1障害と1.94㌔㍍の距離を残すだけの所まで来ていました。
全コースの99%を走行したこの時点で、かなりの上位順位が予想された
まさにそのときアクシデントが起きました。
観客は、その時、眼前の信じられない光景に息を呑みました。
城戸選手は突然「久軍号」から飛び下りたのです。
彼は愛馬と一緒に歩きながらたてがみをたたいて労をたたえていました。
栄光を目前にしながらの棄権でした。
馬齢19歳という「久軍号」は、この時全身から汗が吹き出し、
鼻孔は開ききっていました。すでに全力を出し切っていたものの、
なおもかすかに残る力で次のジャンプへ向けての前進気勢を見せていました。
ムチを当てれば、最後の力を振り絞って障害に挑んだことでしょう。
ですが、このまま障害を飛び越えさせれば死んでしまうという
城戸選手の咄嗟の判断で下馬したのです。
その時、「久軍号」は、主人の心を知ってか、城戸選手の肩に鼻を埋めて、
まるで「ごめんなさい」と謝りながら泣いているようであったといいます。
https://hokudai-horse.xsrv.jp/monogatari/01.html
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金メダルの数を競う心をほどほどにしたら?
天の理に沿っているんかいなぁ
「オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある」
おまけ:クーベルタン男爵は
「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、
これこそがアスリートの義務であり、
最も大切なことである」 baron de Coubertin
https://www.joc.or.jp/olympism/coubertin/