来る道、行く道
とげで守るかれんな花 高校時代の校歌だったと思うが、口ずさむ時がある ♪道にイバラが繁くとも たゆまぬ力養いて 汲めどもつきぬ喜びの♪ 年取るからだろう、振り返るに茨をマルコなりにくぐってきた傷ダラけどころか脚を取られてこけてばかり 皆さんも経験ある…
ながらく、きっと小学生後半だと思う何時までもおねしょ小僧だったらしい はげが目立つ頃、母上は懐かしそうに述懐していた「まるこ、神妙な顔して一生懸命洗っていたわ」 記憶にございませぬ 笑いの元ならお好きなだけ 当時はこんな本もあるもんか 飲んだら…
この世の最上のわざはなに・・ 楽しい心で年をとり働きたくとも休み喋りたくとも黙り 愛するものとも距離をとり失望に沈むときにも希望しただ順天に、淡々とおのれの辛苦を担う おのれをこの世につなぐ鎖とおのれといにしえをつなぐ鎖を少しづつ外してゆくのは…
女あり 若きはうるわし 老いたるはなおうるわし <ホイットマン> 人生の半分を男どもを惑わしてもそののち、人々に安らぎ与えるよき老女は魅力にあふれている どの国にもひっそり隠れている
旧市街にある宿舎のすぐ横は、よくよく見たらお城だった 見上げると中国風の入り口だ。 ある晩食事を済ませると、聞き慣れない音楽と歌声が聞こえる。お城の正面入り口を塞ぐように舞台がしつらわれ、歌手と演奏者が奏でる。 東河門(ドンハー門) きれいな声…
よう 未熟マルコ おれ巨大なまず 宿舎の二階のベランダから通りを眺めると生き生きと本物の生活が実感できる。 ある朝のこと・・・コココと鶏が騒ぎ、羽をばたつかせてくたばる。 おっちゃんは慣れた手つきで、締めた鶏をじょうろ型の鉄柵に頭から突っ込んで血を出…
シンガポールでの標語 慌ただしく出立して、シンガポールでほっと一息お茶を飲んでいる。 ふと嫌いなクーラーの室内機に目をやった。動いてない。死んだ空気が吹き出さずいいことやなと思いつつ目を横にやるとその標語があった。 なんだ、世界人やないかいなぁ幸…
無機的な遺伝子の図を見てふと思った。 まるでリボンだなと。 そして美しい金沢友禅の川 流しにたどり着いた。 長らく生きていると自分などどこにもない。 私たちは先世の福あって、 宮殿はなはだ厳飾さる 宮殿:こころ 厳飾:おごそかに飾られ と昔の人は言…
若い人は体験がないから喜びに浸る当然だ。 夢の季節 しんどいことやら、挫折を繰り返す海外の仕組みが全部休眠状態だ 理解されないことや、よき理解者が他界して涙する今年は多くが永眠した。 いくら心は青春だと気張ってみても、老いはしずしずと迫ってく…
近頃、酔ったように、船酔いのごとく目が回る・・・いよお迎えの前兆かと覚悟はしていた。 脳の血管詰まりか、三半規管の老化かな?お医者は何も言わなかった。で、体に相談してみた。 「いよいよ、くたばるときかいなぁ」「酷暑から急冷で体はついてゆけな…
「 Amazon の蝶が羽ばたくと世界が変わる」 まさに宇宙の真理である 今朝 暗いうちから起きて、 あれこれ定例行事をし、公園へマルコ 体操に出向いた。 天地は曇って小雨模様。 骨に刺激を与える体操を終えた頃、 後ろから「マルコさん」と声がした。 白い包…
天空の華<曼殊沙華>を献花奉る www.youtube.com Ngàn Năm Để Cầu Nguyện(ベトナム語) 千年の祈り - 姫神 (全画面推奨 : Youtub右下の□をクリック) 千年の祈りー姫神の縄文語訳 汝の魂 わが魂 かの魂 永い祈りに 深い悲しみ 溶けゆかんと マルコ編
丁度、五十年前に会社創業七人の士だった古下さんから頂いた背筋通る詩だ それに先立つこと五年。九州の池見酉次郎博士は本来の自分へとの差し示してくれた。 お二人とも古武士の雰囲気アリのお人 誰しも本来の自分を磨きだしたとき得難き自分の主になりうる。…
愛とは素朴なことそれは 大切に思う心 いかに朽ちた枯れ木になったとて母上の手は愛にあふれていた 吾らの頭を撫でてくれた手忙しい中心を込めて料理した手 父も母もゴミを出さなかった生のもの、米のとぎ汁も全て土に返していた だから草花は生き生きしてい…
www.youtube.com 霊峰白山 もう少し 長寿を期待したことはないのです幸福を期待したことはないのです 祖父は「この子は、欲しがらないなぁ」といったそうです けれどこの歳になってもう少し時が欲しいのです 千年の星霜をへてのびのび育つ芽のために大切な君…
新・日本昔話 「コガネムシの涙」 ∞ むかしむかしある処にある金持ちがいました。大きな白壁の金蔵建てて人々から羨ましがられ、「コガネムシ」とあだ名されていました。コガネムシには四人の妻がいました。そのコガネムシは、四人の妻のうち一人は別として他の3人の妻を…
母上よ 父上とともに身を削り老いの衰えはなはだしや 吾ら育みの大地見守りの天空 願わくばおおいなる太陽のもと比翼で羽ばたかれますことを枝にあっては連理の憩いを 平安と慈愛の翼で自遊に 百二の比翼を!
★★★ 謹んで星雲大師の96歳での御遷化を悼みます。 けれど 次も生きとし生けるものに無尽蔵の慈愛を注がれるでしょう ★★★ さて、今、世情は細かな数字にこだわる統計社会に堕ちてるが、昔はおおまかだ。 アダムは130才で男の子をもうけた。名はセトで、その後…
すっかり忘れていた二十八年前が蘇る Lineで神戸の人が「今日はあの時と同じ寒い朝です 」とのメッセーシ 「友達に助けていただき今が有ります」と添えられていた 部屋中ガラス破片の中脱出を図り周りの倒壊を見て恐ろしくなった 一階二階が押しつぶされたマンショ…
島田からパウンドケーキが届いたイエス級の祈りがこもった逸品 なぜだか---半世紀前の出来事がすいと頭をよぎる ∞ 形だけ婚儀をした女は遊びまわっていた料理なんぞにつゆ興味なく、知り合いと麻雀をし、わがままに昔の男と遊び、紹介した仕事と戯れてい…
蒸籠(セイロ)蒸しが好きだ 中華まんじゅうでも赤飯芋飲茶ヤムチャ あの立ち上る湯気と匂い心底 くつろぎと喜びを感じる 仕事に籠めるもの魂やら時間もそうだけど隠し味に心を込めたいなとつくづく思う 人々が蒸籠を開けたように感じる作品を目指して 歳がい…
なにが原因かは評論家さんにお任せするが、米国の巨大市場、ナスダックを注視している。 マルコが足跡としてここに載せるのは三回目かも知れない 1990年、年頭から大崩れした日本の株式市場と同じ足取りを辿りつつある。 昨年後半に、日本の元気な投資家達が日…
---敬老の日に--- 年配者はそれぞれ、悲しみや喪失感を抱いているものだ 悲しみは、かなえられなかった悔いからくる わが友は荒れる息子のため、命を絶った 喪失感は愛するものを失うことからくる わが知り合いは、妻を失って人生を絶った その涙は雨とかわ…
草むしりをしたら、いつも体中が痛痒くなる痛さと痒みにめっぽう弱いマルコは、皮膚科に行く 昔、ある大きな病院でM先生はなにも看ないで叱りつけた。「そんなことで来るな!」何を言うか!患者の身になったこともない椅子医者が、といい返そうと思ったが、…
母上の自宅は荒れ放題 見向きもされない物を持ち帰った。貨幣価値がないものには心がたんと宿っている。 真っ黒にくすんだ神棚育った夙川の家で、一家を見守ってくれた神さん。ひょっとしたら、その前の堺からかもしれない。 近所の友人が手伝ってくれて、磨…
きのう、石川県の豪華な施設で映画を見てきた。Rains cats and dogs どころか、ゴジラと恐竜の宴会のような豪雨だった 映画は「ある町の高い煙突」で先人たちの見事さが感動的に描かれていた。終りのトークショウもよかった。 山の中腹に150mの煙突 比較する…
偉大なる宗教者達が輩出して二千年--- 大きな争が戦争、それも大戦へと拡大してる。政府が始めているのが歴史。 近頃、戦争で政府要人は、快適なオフィスで口の体操をしているだけ。 リーダーとして先陣を駆け巡ったのはいつの日だったか。 汗水、血みどろになり…
近女、遠女って意味は、縁があるかないかのちがい ある異業種交流会で、「妻と買い物に行ったら時間がかかって困る」としきりにぼやいているのを、別の女経営者は笑いながらとどめを刺した。「女は別の生きもんよ」 名言である エドワード八世は「国を愛せず…
親のは心配り子のは心配:worry で先を不安視するだけ 母上と暮らしていて、老いを吾身のように感じていた。そしてその先に、親には到底及ばぬと気づいた------ あれこれの災いは避けるがよろしとのお告げで、住まいを変えた。 引っ越し前に母上のベッドを整…
わが父上はしきたりを守りつつも見ていた。 先祖の命日に坊さんがいそいそやってきて、手早く経を読んでありがたそうに説教しお布施を嬉しそうに手づかみして立派な自動車で次の家に向かう。 「 中身がないなぁ」父上は笑っていたのをよく覚えている。 ある…