千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

渡り鳥がゆく

縄文の平和と滅亡調査-11 <知らぜざる人々>

釧路図書館には特にアイヌの資料が多い棚は#554#539 子供用の棚も良い#536北道文庫・松本文庫そこにも別途書籍たくさんある。 ■松浦武四郎 1818年から1888年 北海道の名付け親、6度蝦夷を探索に行く。 アイヌ語を習得して彼らと親しく付き合った。 以…

縄文の平和と滅亡調査-10 <現地と人と情報の宝庫>

コロボックルが住んでた大きなふき 旅は異なる天地を見せてくれる。 大きな大きなふきの葉、露に濡れる珍しい小花。 葉に止まる昆虫と物陰に潜む獣たち。 市場は生の情報の場所だ。 多くの場所を旅した外国の人が日本を語る。 素直な若者たちの新鮮な感性が伝わり…

縄文の平和と滅亡調査-9 <砦跡・遺跡より伝承知>釧路

宿舎のオーナー坂下さんが教えてくれたモシリアチャン遺跡(砦)、仏舎利塔訪問。 宿舎の自転車で人に尋ねながら駅まで行く。風はひんやり爽やかだ。人はまばらで、羅臼行きの方法も聞いた。駅のベンチで女子生徒達の前でスナック菓子をねだっているカモメは真っ白の羽を…

 縄文の平和と滅亡調査-7 <気怠い日々>

マルコは長期出張となると元気になるのだけど、今回は気怠い日々を送っている。身体も頭もぼーっとしてる 実は八月半ばから元気さが萎えている。 釧路で地元のアイヌ文化や資料館、遺跡を訪ね羅臼で長らく滞在していたが、現地適応のための当初数日の休養で…

 縄文の平和と滅亡調査-6 <いんでないかい?>

∞関空を出たときムシムシの三十度で集中豪雨でおました釧路に降り立ったら、あんた、ブルッ!十三度ですねん そやさかい、準備した手袋はいて歩いたし、寝るときちゃんと布団を着て、あったこうしましてん。 ∞ 宿舎におもろい本があっって、いっときで読み終え…

 縄文の平和と滅亡調査-5 <土地所有がない>

着飾った正装インディアン かって北米で植民請負人John Smithを中心にアメリカインディアンから強奪、窃盗、脅迫などの手段により食料を得ようとした。 インディアン達は侵略者として彼をとらえ刑罰を与えようとしたが、酋長の娘の懇願で命をながらえたと彼…

縄文の平和と滅亡調査-3 <しじま(無言)の森>

羅臼からウトロへバスで行く 。 羅臼岳の頂上は霧がかかり、天まで届くかのごとし カバノキ白樺の木、 下には笹が生い茂り道一つない。 崖は切り立ち、谷は深い。 アイヌの人たちは、知床は山と海と空に神が宿るという。 小さな人間が立ち入ることを拒絶する…

 縄文の平和と滅亡調査-2 <千年構想>

なぜ縄文を調べているか? 星澄子 作 考古的な関心や、遺跡に取りつかれたからではない。 中学時代、六甲山の中腹で弥生時代の土器を掘り出し古の人々に思いをはせたことはある。友は矢じりを見つけた。 七十前には死ぬと、お医者から宣言されたマルコは五十…

南の島 便り <スパムおにぎり>

この島で美味しい米を見つけたすこうし粒が大きな鹿児島県産の米だ。 沖縄なんぞで有名なスパムおにぎが一つ二百円であちこちの店頭にあった。 これなら自分で1/5で作れる宿舎の立派な炊飯器でお気に入りの飯を炊いて、たくさん作った。欲しい人に振る舞った…

南の島 便り  < 競争 >

競争好きが多い。 オリンピック選手に至っては「戦い」らしい。単なる競いやない?と思うけど 何でもかんでもカッコつけて戦いにしてその言葉に酔いしれる 悲壮感漂いつつ日本を背負って頑張るもまた人生のスパイス ビジネス この島で和やかなおじさんに聞いた「ガソ…

南の島 便り <なんでもあり>

あたし若いもんと一緒、夜遊び love 天然記念物っていわれます 体型は おばさん黒うさぎなの「これ食べてみはりませんか?」宿の女将さんが平皿に盛った橙色の炒め物を持ってきてくれた。 「 これ、なんですん?」「パパイヤの炒め物なんです、五右衛門風呂…

 南の島 便り <長いもの・短いもの>

この南の島は鹿児島からは岡山と同じ距離にあるという。ソテツや大シダの原生林が生い茂る島は珊瑚礁に囲まれ、昼は南国の陽気に包まれている。 夜ともなると東洋のガラパゴスと言われるように、太古の闇にへんげする。 怪しい毛むくじゃらのケンムン(怪物)…

  南の島だより  <光の妖精>

www.youtube.com 流涙真珠増光 学生期の校歌だったか ♪ 嗚呼!あこがれの若き児が~ ♪と蛮声を上げて歌った記憶が蘇った。 人は歩みの果てに近づくと、身体のみならず憧れという心のハリも衰えさせる。 加えて世間は、常識槌で頭を叩き足を引っ張るがごとく…

南の島 便り < 外来 >

花は橘 緑の葉かげに 真白く薫る 宿舎の前に巾3mほどの川が流れている。渓流は石垣で隔絶されていても、川床にはちゃんと植物が生い茂る州がある。保護されているうなぎがたくさん暮らしているし、鳥達も遊ぶ。 その河原でお洒落な長靴姿の若い人たちが何か…

新楽の幕開け

新年 まずはグチでまくあけです。 ベトナムの友人の結婚式にも出ることも叶わずオーストラリア・タスマニアにも行けず おまけにほんとは今、船に乗っての世界一周でワイン片手に大海原を眺めているコロナのに 一昨年から、中国を半年は見て回りたいとずっと念…

 松茸

渋川市総合公園を散歩する。マルコがこもっている山から出て歩いて10分のところだ。高台にある60ヘクタールという広大な公園の展望台から眺めると、 右から赤城連峰 、子持山 、小野子山と広がってそれは雄大な絶景だ。 子持山 と 赤城山 ちらほらと地元の人が…

 マルコのトリ友

早朝の散歩どきは、挨拶に忙しい 春先には小川で鴨やら背黒セキレイが朝食をしているおはよー 彼らがこっちを向く 閑かさに沈む町に、ウグイスが朗々と朝を告げるカッコー声が心地よく響く東南アジアでのにわとりに代わって 竹林ではスズメがにぎやかにさえ…

 Huy(フィ)と千年構想    カントー/ベトナム

千年構想の種まきで、ベトナムでは彼Huyに托す マ「フィよ、あんたやるかい」Huy「よしやるぞ!」マ「今の事業を9割の力で順調にしてね」Huy「残りの一割でまずは金融世界の勉強!よし」 世界中が慌ただしく不安にかけずり回りだした。 何もかもが崩落しだし…

Huy (フィ) への結婚祝い   カントー/ベトナム

さわやかで自立した友人Huyが結婚するので祝いを考えた。 まず、炊飯器とか電子レンジなど家庭用品か仕事のパソコン関係を提案した。 珍しいことに「嬉しいな、もらっていいの?」なんて返事が来たから「もちろん、二点でも三点でも」といった。 持ってゆく…

放たれた創造性 :高雄仏光山寺/台湾

父の恩人である鈴木大拙師はその文章から自由(みずからによる)に放たれた創造性がヒシヒシと伝わる。 高雄にある仏光山寺の臨済宗本山、星雲大師からもその偉大な創造性が伝わりくる 悟りはかくも人の心を大空・虚空に放つのだろうか・・・ 星雲大師は可能性や富…

 まあまあ お茶でも バオロック/ベトナム

異国でふとした触れあいのうちに「ま、入いんなさい」といわれて、家の中に招き入れられる そこで、地元のおちゃがでてくる時にはおちゃけもでてくる これはとても楽しみだ *** 旧正月ってどんな具合だろうか?マルコの探求心求道心で、ベトナムに行った 混み合っ…

 岐路  :高雄仏光山寺/台湾

ここの記事は、ほとんどが予約投稿している日記ではないから、いつ記したか分からない。 けれど時折、新鮮さだけが取り柄の記事をすることもある ---- ある知人がSNSでいう 「マルコ、中国がたいへんだから三人の知人にマスクを送った」M「それで?」 「同じ…

 おねだりきつねと西施  :高雄仏光山寺/台湾

金美齢さんがいう。 『 女はいつも何かをねだる立場にいる。 恋人にも夫にも世間にも。 自分はこうして欲しいばかりを考え 自ら相手に何をしてあげられるか 協力できることはないかとの考えに身を置かない 』 マルコに近づく女はほとんどそうだったな。 使命…

 仙崖さんと夜遊   :高雄仏光山寺/台湾

仙崖さんは日本の禅の坊さまです。 なんと、台湾高雄の有名な佛陀記念館にご登場 これ・・・中国の仙崖はん? 仙崖和尚はんは博多 夜遅く帰ってきた弟子達が塀を乗り越えてはいるのを手伝ってやったとか いい和尚さん! 鈴木大拙師の最後の著作は 「仙崖」でカ…

 善縁造りの人   :高雄仏光山寺/台湾

そうです、今から何年かずっと前のこと 近所の臨済宗のお寺が気に入って禅を 組んだりしてくつろいでた。 ある日、目の前にひとりの女人がたってました。話しかけてくれて、他の信者さん達と同じくあれこれ親切に接してくれたのです。 そのKさんが金沢観光…

 金融市場を眺めるときの気づき   :高雄仏光山寺/台湾

いよいよ大晦日・・・世界の金融市場では、どこも閑散なようです 十月からほとんど離れていた世界のマーケットを覗いて手持ち状況と来年の方針をメモしておきます。 方針は①リスク資産を順次減らして、現金比率を95%以上にします 流動化比率90%以上 そして加えるのが ②…

 むさぼりの気づき   :高雄仏光山寺/台湾

祖父に連れられて、大阪の住吉大社にお参りして帰った時のこと。昭和二十年代後半だろうか。 祖父「マルコ、ひとっつも欲しがらんかったわ」と吾が父上と母上にゆうたそうな。 http://obaa.jugem.jp/?eid=461 マルコは祖父がそして、祖父の匂いが大好きだっ…

 不信の気づき   :高雄仏光山寺/台湾

よく「マルコ、おまえようそんな事信じるなぁ」と友からいわれる。 信じてだまされたらそれまでよ!と開き直っていた。 “ 信じる ”のは一方的な場合が多くて、自分の都合や期待を優先する思考が潜んでいる。 「信じていたのに!」のあきれ声は代表だ 中学時代だ…

 乞食の気づき   :高雄仏光山寺/台湾

食を乞うのが乞食 大都市ほど乞食が多い。台北には驚くほどたくさんの路住民がきれいな公園にたむろしていた。 供養のためとも思ったが、お金を渡すことはなかった。 おもうに、教えを乞うのはなんだろうか 乞教?マルコは乞教だ。 本当の乞食(こつじき)は托…

 創造の気づき<茶禅一味>   :高雄仏光山寺/台湾

ここ佛光山寺の雰囲気は“育み” 慈しみで育む 人はもちろん、草木も生き物たちにもそうだ。だからある法師がいっていた 「日本から8年間通っている人は、極楽だといいます」 マルコのかたくなで、垢だらけの心をほのぼのと解かしてくれ、枠組みを取り払って…