来る道、行く道 < ④カオダイ教-寺院 :ベトナム Tay Ninh >
建物と敷地についてまとめてみた。
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カオダイ教総本山大聖堂(Toa thanh Cao Dai)
総本山の巨大な寺院は壮観。四か所に塔があって芸術的。
建物は南国的的で原色をも多用する極色彩の外観である。
雨上がりの聖堂
内部も更に色彩豊かで、かつ色ネオン装飾まである。
日本人にとっては、およそ厳かとは言い難い色使いと金ぴかである。
内部にある祭壇も色とりどりのネオンで飾られている。
聖堂の入ったところにベトナム人、白人、中国人
(或いは孫文、ビクトル・ユーゴー、孔子)が
カオダイのモットーを書き込んでいる額がネオン枠で飾られている。
聖堂内部天井はキリスト教会の天井だとも、モスクの天井の
変形だともいう。二階があるのは、正にカトリック教会である。
太い支柱に龍などが巻き付くアジア風の装飾や、漢字も登場して、
儒教や道教の影響が随所にみられる。
万物を見通す神の左目『天眼』が祭壇にあるだけではなく、
高僧の胸、壁のあちこちに涼しげなまなざしで見守っている。
ある人の表現だが
「トモダチ」を思い起こす左目と独特の色使いだけでも
十分見ごたえがある場所だと思います。
中はタイガーバームガーデンのようなロココ宮殿のような
ディズニーランドのような不思議な装飾です」
天眼は、西欧でもプロビンスの目( Eye of Providence)といわれ、
キリスト教の摂理という意味。ドル紙幣の目でもある。
敷地内には信者の憩いの棟や、お偉方の休息所、学校もあり、
生活がここで成り立つようになっているとも聞く。
また、よく手入れされ花が咲きそろった庭があちこちにある。
大きな林があり猿もリスも多くの虫がいて飽きない。
敷地は広大で、中を巾数十メートルの道路が走っており、
バイクがやたらと駆け抜ける。端がどこなのか見えないほどである。
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派手でけばけばしいとほとんどの日本人が言う。
満瑠壺がバイクに乗るとき、目だつよう蛍光色ジャンパーを
着るだけで「ど、はでぇ~」とひんしゅくを買うのだからね。
ベトナムでは田んぼの脇の祠から廟、
寺の本尊、教会に至るまでLEDやネオンで飾るのは一般的だそうで、
ごく日常的なのだろう。
これは伝統による好みの相異である。