千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 来る道、行く道 < ⑨日曜の楽しみも礼拝一筋                         :ベトナム Tay Ninh カオダイ調査 6/5記 >


快晴の日曜日、雲一つない朝、早朝礼拝に参加する

白装束の信徒は老いも若きも、すでに外で待っている

六時前には黄、青、赤の高僧が入場、祭壇の二つ前に入場
一般信徒が入場し整列、右は男、左は女。
女がいつも2-3割多い。

二階からは静かに演奏が始まり少年少女の唱和する
その歌と演奏が盛り上がって礼拝が始まる

起立していた信徒はあぐら状に足を組んですわり、
大きな磬(キン)であろうか、ゴーンと鳴ると
信徒は恭しく地面に額をつかんばかりに平伏する
それを三度繰り返す

こうした動作が延々と30分以上続く。
満瑠壺も信徒を見習って真似する。

今日は一時間近く続き、じっと冷たく固い床に
座っていると下半身が冷える。

終わるといつもと違っていた。
信徒が全て退出すると、その後
雪崩を打つように白衣や普通の服装の人々がなだれ込んできた。
どうやら家族連れのようで、幼児や子供を伴っている。
聖堂に入るや色んな銅像や看板や聖なる左目等に深々と拝礼する
特に人だかりしているのは、前の方の香の煙が立ち上る辺り。
         

       

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               香炉周り

 

今日は日曜日だから特別の催しがあるのだろう。
この聖堂ではまったく飲食や人々の談笑はなかったが
この日曜日だけは、家族連れで楽しげな礼拝だった。

      

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             そこにいるのがしあわせ

 

しばらくその様子を見て、腹が空いたよと云ったので
深々礼をして退出した。