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千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 渡り鳥がゆく < 最新医療体験 :ベトナム Tay Ninh >

翌日午前のフロントで、マンの母上にメモを差し出した。

『マン、右胸が相当いたいので、時間のあるときに
病院に連れてってください』

母上は身振りで、マンは勤務中で今いないという。

仕方ない、夕方勤務が終わるまで待とうと意を固めた。

朝起きる時、右胸を中心に右体側が痛くて仕方がなかった。
呼吸をするときに胸骨が動く。それで、痛みが走る。
寝転ぶときと起き上がるときに、顔をしかめる。
笑うものなら激痛が走る、咳などできはしない。

観念して寝っ転がっていたら、昼過ぎコンコンとドアが鳴る。
そこにはマンが心配顔で立っていて、
「マルコ、昼の休憩は1時半まであるから、病院へ行こう」
という。
大助かりだといって、10分後にロビーで待ち合わせた。

ホンダのバイクは快適で、20分ほどで市内中心部の
新築の病院に着いた。
「公的でない、私立の病院だよ、ここなら信頼できるんだ」と
自信ありげな明るい顔が、マルコを照らす。

 

     

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            清潔で整った病院でした


見事なベトナム語で、看護婦やらお医者に端的に
説明してくれる様子は頼もしかった。

 

待っている間、話し相手になってくれたマンは、

ベトナムで経済を専攻、MBA資格を持っているエリートだった。

住宅関係の国家公務員らしい。
3才ほどの愛らしい娘さんとよく散歩していた。

この病院へすぐ近くのカンボジアから
患者が沢山訪れるそうだ。

X-ray検査する?」
「する、念のためにね」

ところがこの検査、何とCTとMRIでの検査だ。
不思議なのはMRI画像らしきものをもらったが、
あのグァンとかキンキンいう音が全くしなかった。
日本ならレントゲンで済ますだろう。

      

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          骨は折れてません


マンのお蔭で、大きな外科損傷はないので安心したが
薬がきつかった。お医者の見立てでは、強度打撲のようだが、
処方してくれた薬は何と五種類。湿布薬で充分だと思うけどね。

 

      

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       山ほどの薬

私でも知っている、痛み止めのボルタレンは75mgと手持ちの三倍。
それを服用して、持参の胃の保護薬も飲んだのに、
二日目から胃が荒れもようで気分が悪かった。

で、痛みは体の警告ととらえて、薬を飲まぬようにした。
おとなしく部屋で今回の調査研究のまとめと、夏眠する。

そう決めたら、夏眠ばかりとなってしまった。
夏眠が負の連鎖を断ち切るよと、体がいってる

それでも、カオダイ調査と、ふっくら屋にだけは必ず通ったのだ。
勤勉な日本人・・・・ 

 


  +++ ご参考 +++
海外へ出る方は、まえもって市役所へ『海外療養費請求書類』を
もらっておくと助かりますよ。
海外で病院へ行った時、すぐにそれに記入してもらい、
帰国後市役所に請求します。
後で七割が支給され、残りの三割はクレジットカードでの補償がされます。