渡り鳥がゆく < 続・訳の分からん商売 :ベトナム >
現代風アオザイ
あれは一体いつ頃だったろうか
ベトナムのタンソニアット国際空港へいった帰り、
バスの中でボツッっと「暑ぅ!」と呟いたら、
後ろの初老の人が嬉しそうに「日本人ですか?」と話しかけてきた。
あ、やっかいやなと思いつつも、「そぉです」と口が先に動いてしまった。
中老は正直だった。
まずは日本男特有の詮索がはじまる。
仕事は?、年齢は?、雄か雌?を見定めたようで、
日本語の大きな声で「マルコさん、ここ、イ、いくらですねん?」
「はぁ?」 <○/
「あれです、お△です!」と当然ですといった風情
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「は? さ、さぁ?・・・」
その後も、ホテルを紹介せよとか、いいレストランを
紹介してよとかつきまとわれた。
マルコは紹介業ではないと口をとんがらかせた。
しかし、今ならベトナムの超柔軟性が身につき、
いい商売を思いついて、ニコニコ対応出来る。
名付けて、< 終末極楽ボッタクリ >
コンセプト:極楽夢を最大描かせて、喜んで$の大枚を払わせる
ターゲット:日本の欲呆け爺
提携相棒 :とびきり妖艶美人達のいる散髪屋
利益配分 :散髪屋3、妖美人4、マルコのベトナム法人(持ってません)3
マルコは日本人と分かる服装をして、
爺さまのいるところでたむろする。
すると、うずうず・じいさまが寄ってくる。
仕事は?、年齢は?、雄か雌?を語り、魅惑のツーショット写真をヒソヒソみせる。
爺さまからの要望により、気が狂わんばかりの美女がいる散髪屋に行き、
一緒に散髪する。
とってもとっても気を持たせて、最初は安く、後になるほど
高額をふっかけつり上げる
散髪中にココナツジュースが出てくるが、これまた10ドルと高価。
耳かきを膝枕でするが、20ドル。
例えば、ベトナム語しかわからん事にして、
通訳の美人を所望すると、後で高額な通訳料を請求する
などなど・・・
フェロモンをそこはかとなくまき散らせつつ
極楽夢見をかってに高めるのである。
当然相手を見て、リピータ客か一時客かで対応は違い、
気前の良い桜客も配備する.
5つの桜マークがそろったら、艶美女達が拍手する。
拍手!
この手法は、数種マニュアル化して訓練する。
マニュアルは職員間で練り上げて最終、他店に高額で売る。
マルコは『その後』は全く関与しない
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いわゆるビジネスチャンスは
アジアは宝庫だよ、お若いの。
オーダーメイドカーテンやinteriorなど、センスのいいのがとても安い。
多彩な30㎝角タイル 田舎町バオロックで