渡り鳥がゆく < あめふりホテル6/16 :ベトナム ホーチミン >
田舎の酷暑からたどり着いたホーチミンが
なんだか涼しく感じる。
午後には宿舎に戻って、シャワーを浴びてくつろいだ。
英国の若いカップルは先ほど起き、これから市内見物だとか。
きしくも黒雲湧き上がり、大粒の雨が振りしきり出した。
それでも、二人はでかけた。
その光る若さが雨の向こうに消えた
メモを記録していると、天井から雨水が降り落ちた。
昨年できたきれいなミニホテル。
ホテルの職員がやってきて、「すみません」と
別の部屋に移った。前より良かった。
昔、カナダへ行く飛行機で、
椅子が壊れていて別席に案内された。
女兵士かとまがうほど堂々としたアテンダントの後ろを
よろけつつ従っていった先は、二階のファーストクラスだった。
災難や、不具合の後に訪れる吉祥は一体なにものか ?
天は結構 いたずらっ子 バリの舞踊