千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 1億円クラブ < 近頃の金融市場を活用 >   



市場に任せるという市場主義に、昔からの西洋発明植民地発想
(だまくらかし搾取)が加わっているので、近頃の金融市場は警戒である。

もともと市場は、富の開放の役目を果たしていたけれど、
いまでは、持てる者が持たざる多くの人々から
富をかすめ取る場と変質している。  格差社会の元凶

1990年初頭からの日本株暴落も1998年のアジア危機も、2008年も
西洋の強大な仕掛け人が、暴落のきっかけを作った。

きっかけさえあれば、後は人の欲が恐怖と化して暴落の雪崩を起こす。
2008年の世界的な金融危機は、米国が震源地で
他国が津波で大被害を起こした。その震源地だった米国は、
今、相対的に一番景気がよい。不思議だと思う。


さて、西洋では買をどういうか知ってる? 

ロング Long        これは大衆のものだ

売りは、short      これは強大な力持ちのものだ

ここに本質がある。

彼らは買いは、“慎重に慎重に積み上げてゆき、最後では
欲につられた一般大衆がどっと出てお仕舞い” だと知っている。


売りは、“損が雪だるまになるのではとの恐怖感で理性を失う”
から殺到すると重々承知している。  

だから、買は長らく穏やかに続くので、Long
売りはそれに比べて短期間に激烈に収束するため、Short

歴史はこれで動いている。
最近のコンピューターによる自動取引も、
過去の足取りを覚えているから、
大きなピークを迎えた後の下げと判断したら、
冷徹な投げ売りを実行する

併せてデリバティブによる下落時の収益を狙うので、
古い金融知識では理解を超えてしまう。

少なくとも、暴落を取る手法をいくつか用意しておき、
自分の資産の目減りをヘッジすることができるようにして欲しい。

お若い人よ、こういう十年に一度ほど来る
大チャンスをものにして、資産を築き、日本やアジアの
将来の夢に向けての軍資金として蓄えるようお願いしたい。

 

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            人の世とは関せず 美しく咲く  森田画伯