来る道、行く道 < メダルの涙 >
普段、テレビは見ないけど、珠々つけたとき
パラリンピックでメダルを取った若者の言葉が
やけに記憶に残っている
「私がやりたいことを我慢し、多くの時間を使い、
沢山の犠牲を払って、やっととれたメダル・・・」
彼女の目には涙こそうかがえないものの
心にはこないだの豪雨のごとく降っているのが観てとれた。
「感動しました」
「皆さんのお陰で」
などのような付け足しのような言葉以上に、
心を打つ映像だった。
本物の達成感とか感謝とか、感動は言葉にならない
魂の奥から身を震わすものである。
彼女は体も人生も震わして泣いていたのだった。
そして、いつもの通り満瑠壺はすぐさま
メダルを取ることもできず、ニュースにも載らなかった
多くの選手たちは、どんな心の模様を描いているのだろうか、
と思ってしまう。
もちろん世界の祭典だからいいのだが、
スポーツマンシップをかなぐり捨て
メダルを取るため、記録を競うだけのスポーツとやらに
疑問を感じることもある。
それはそれとして、人生だって同じだなと思う。
メダルを取る人生はなかなかないのだろうな。
まぁ言い訳として、目指している過程が大事なんやぁ
と言い訳して日々安らかに暮らそぉ---