私たち同胞は同じだなと思う
値が上がりだして買うのではなく、
高値天井をつける手前で買うのが好きなのだ。
Nyの巨大ビル買収、絵画、海外土地、M&Aすべて同じ
株式も高値で買うのが好み
それはひとえに合意と皆一緒社会での負の面が出ている。
マルコがいつも感じるのは
<実績のないことには拒絶反応を示す> ことである。
その裏には “皆なと一緒に、過去と同じように” がある。
会社でもそうだった。
投資でもそうだった。
ローンや流行も同じ。
辺りを見回し、“人の”実績を見て判断するから、
高値で買ってしまう。
もう一つ、高ければ高いほど安心する
「安もんはあかん、高いほど信用がおける」と
鋼の金科玉条信奉なのだ。
高い=包装代(ドレッシング)+プライド刺激ブランド代+インチキ に
ほんまに弱いのです。
百円ショップや野菜なんかは実体をよく見るけれど、
高価なものほど実体より幻影にまどわされるのが人。
近ごろの例を見よう
●M&Aでも高値づかみさせられる日本郵政
2015年2月にM&Aしたオーストラリアにある子会社、
トール・ホールディングスで4000億円という巨額の減損を計上した。
ずばり、高値ババつかみをさせられたのだった。
●NVIDIA
こないだも大手証券会社の説明でアメリカのグラフィック半導体素子を
手がけるNVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)を勧めていた。
何と株価は垂直方向へと急騰している。
セールスは他の指数関数的に上昇しているのをあれこれ示す。
ミサイル的軌跡
●フィラデルフィア半導体指数
世の中、IoTだ!と騒いでいる。
新技術が次々出て半導体関係は絶好調。
最後は噴火して火砕流が出る
2000年初めのITバブルに肩を並べた
さて、これから評論家が断言するだろう
「今回は今までとは違う!」
これを見て私たちは思う
「なあぁ~るほど、この実績が将来続くのか」と
ニヤリと心の中で欲顔をほころばす
罪なことですわ
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古来言う
この世はきまぐれ、永続はあり得ない
高きに登るほど落ちると痛みが大きい
永遠に上り坂の山はない・・・
先進国の株価などが問題を無視・克服して上がり続ける今、
西洋のファンドマネジャー達は虎視眈々と待っている。
『さぁて、最後の買い手がアジアにおるわぃ。
高値を喜んで買わす罠薬をそろそろ処方するか・・・』
彼らは同胞の気質を知り尽くしている。
それはそれとして
とても戒めになるのが ウオーレンバフェットである。
徹底的に分析して企業の価値を自分で算出し、
超割安だと判断した時にのみ買う
じっと待つ、ストライクが来ても見送る
競争相手がなくなったら買う
ウオーレンは81歳の知恵を披露する
事前の自制は事後の反省にまさる
----「待ち」が富を生み出す =待てば官軍
徳川家康を思い出させる人生の本質は変わらない
遅いが、マルコものんびり待ち待ち・・・自戒しますねん。
年初のみくじにも同じいましめがあったし