お使いで来てくれるんは、ええんやどね、
困るなぁ 「一体どないしょ?」
どこからともなく、
「まぁ、まかしといて、ヘビ」
とご託宣・・・・・
実は、秋雨後のみごとな中秋名月の日
珍しいお方が訪問した。
今日は新米炊くぞと
友の玄米を精米しに一階に降りた。
「あれ、紐が落ちてまっさ??」
と母の部屋を見ておもたらね、
まぁ、可愛らしい蛇ドンが日向ぼっこしている
お祝いに来ましてん
フムフム!顎は張ってないな、縞があるな
シマヘビ君だ そっとつかまえて、
瓶にひとまずお通しした。
「わたしゃ、神の使いで
一緒に中秋を祝いに来ましたんや」
って目がいってる。
×
写真撮ったけど、神の使いやから のせん
さよか、ならばと二階で仕事脇に置き
息苦しかろうと蓋を緩め、寒かろうと
日向へお持ちした。
用事でまた、下に降りた。
“縞クンには、虫はおらんから、
鰹節でもやろかいなぁ
明日、庭か山にお帰りねがぉ”
・・・・・・なんておもてた。
戻ると、ありゃまぁ! 瓶部屋におらん!
縞クン、しっぽから蓋を持ち上げて
どこかへ行ってしもた
部屋にはゴミと、蠅とり蜘蛛しかおらん
腹すく、ミイラになるで
踏んだらノシイカやで
高いとこに居りや
ま、晩におっ月さん見ながら飯食うから
鰹節だけは準備しとく。
ワインもあるし、リモンチェッロ(limoncello)もあるでぇ
ん?酒にはまると、縞酒になるからいやや
ま、アンタ食わんから一緒に愛でまひょや
だんごも 月も 縞の目も まん丸
http://01.gatag.net/0013445-free-illustraition/
救急車からでてきた?? 縞君
スター・オブ・ライフ