千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

父たちよ母たちよ-Ⅰ :ハワイ

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            子を護る

 


ハワイ大学の近くの宿舎で朝食を作って食べてましてん。
大きな大きなマグカップにふと目がいき、
そこに天使と英語の詩があるのに気づいたんです。

Guardian Angel

Angel of God, my Guardian dear,
to whom His love commits me here,
ever this day or night be at my side,
to light and guard, to rule and guide.
Amen.
    <守護の天使への祈り>

   

 

かんたにいうと、個人を守護する天使への
導きと守りを乞う祈りですなぁ。
松田聖子のアルバムタイトルにもなってまっせ。

 

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けれど、世の中ギブアンドテイクだし、
個々だけが強調されすぎるとなぁ
争いが増えるのが理でんなぁ。

これはしんどい、レベルの低い社会どす。

 

さて、子供を自分に利用できる
と思う親はまずおらんでしょう。
またこんだけ世話をしてやったんやから
大きゅうなったら恩返しせよ
という親はすくないですわ。
マルコが結婚した相手の親はそうやったなぁ

 

損得や条件がないのが親の摂理のひとつといえますなぁ。
レベルが高うおます。まことに・・・


『ちょうど子を思う母がしばらくの間も
 捨て去ることなく守り育て保護するのが
 仏の心である』
    首楞厳経 (しゅりょうごんきょう)


『施しても施したという思いを起こさず
 ことをなしてもなしたという思いを起こさない。
 ただそれが賢いことであり正しいことだからするのである。
 それは父親が1枚の着物を愛する我が子に与えても
 与えたという心を起こさず
 母親が子を看護しても
 看護したという思いを起こさないのと同じである』
             <大般若経>

 

そやから、老いゆく親みてなぁ思いましてん


   老いた神

 

    吾は智を
    われは美も
    健さえも

  おしげなく

    けずり与えて
    ちぢみゆく

ちちははの

    老いの歩みに
    目うるみ

かすむ背に
神々を観る
       <2005.9.5 まるこっち>