千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 人は変わり難く、同じ事をくり返す :ハワイ

 

       

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               ネクタイの高僧  バフェットどん

 


アメリカのウオーレン・バフェット( Warren Edward Buffett)
にして、こんなことを言わしめています。


   

「あなたは他の人達から多くのことを学ぶことができる。

  実際もしあなたが他の人たちから根本的なことを学べるなら
  自分で多くの新しい考えを思いつく必要はない。

  あなたは自分が理解した最高のものを

        ただ適用するだけである」

 

     しかしバフェットの折角の智恵も------


「本当に驚くべきことには学ぶことが自分のためになる時でさえ、
   いかに人々がそれに抵抗するかということである」


    ついで、思慮深い口調でバフェットは続ける-----


 「考えること、物事を変えることには
       全く信じがたいほどの抵抗がある

   ある時、私はバートランドラッセルを引用してこう語った。
 “ 大抵の人は考えるより死ぬ方を選ぶだろう。多くがそうなのだ ”と。

    そして金融面で、それは全くの真実である」


   


一代で積み上げた巨富八兆円の99%を寄付すると公言し、
投資の本質を洗いざらし公開したバフェットのため息が聞こえます。

 

 

頭で分かっても、考え方はもちろん
習慣や行動さえも変わりにくいのが普通人。


君子は豹変するというけれど、私どもには無理なのか?


ヒントは賢人達が披露しているのです----

 

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            Plato

二千五百年前、ギリシャプラトン

 「私たちが見ている世界は錯覚のようなものだ」と喝破してます。

同じ頃の釈尊
 「幻を追いかける人々よ、実相をご覧」とあったかに導く。

 

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            釈尊

 

マルコ自身を振り返ってみても、確実にあてはまる。

 

かって友人から「マルコ変わらんといてなぁ」と
懇願の目で見られたことがありました。

残り僅かないのちを価値あるものにする道を
選んだものにとって、足かせなのでした。

 

いつも同じ事をゆうて、同じ結末の繰り返しをする
のが心に安心をもよおすのかなと感じています。

 

マルコが若い頃いた会社の経営者は、
幹部を集めて常々諭されていました。

 

「君たちなぁ、“  万策尽きた  ”とよう云うが、
 ほんまに万策練ったんか?」

ぎょろりと見つめられた経営幹部達は小さくなっていました。

 

99%以上は自分で囲いを作り上げた “ 常識 ” 内と
周りの人がしている幻影ごとを真似て対策案とするのです。

 それを疑わない。

 

会社の財務内容を劇的に強靱にしたこの経営者は
当時としては破天荒な、つまり柔軟な考えを持てる方でした。

 

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医者でもあるエリック・バーン教授は多くの患者を診て

「人は全く同じ事をくり返して時を浪費する、これをゲームという」

「その奥には、変えるに難しい人生脚本が組み込まれている」

                 とまとめていました。


くり返す問題行動・・・

 

マルコがこれからの抜け出る基本は

問題であることに気づくことと、

心を調えて、考えを変えることなのです