千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

おいしい水と戦争の生き残り :ハワイ

 

 


ハワイ大学の丘の斜面に
瀟洒な住宅街がありましてん。


少ぅし慣れて一息ついたんで
夕方散歩・・・・

 

この住宅街の方からやったか、
虹色ドレスのターバン頭に乗っけた
まぁ・・きてれつなオッサンが歩いてきたんは

 

人それぞれを寛容に受け入れるこの社会では、
マルコなんぞ常識的すぎまねんなぁ!

 

 

丘からは遠くにホノルルの中心街のビルが臨め
夕日が沈みかけている

 

 

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ある小ぎれいな亭宅は何と日本庭園風。
それもね、枯山水をとりこみ、ごつごつした岩と
白砂で禅寺の庭でっせ。

 

 

 


  

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                                                       日本的ハワイ住居

 


そこのオッサンと目が会ってしばらく立ち話しましたわ

「マルコというんか」
「さいです」
「わしゃ、軍人で世界大戦を戦こうた」

そういえば眼光鋭い

 

「マルコ、すぐそこの山下はんは先頃死んだが
 えらいお方やった」

話はこうだ++++++++++++++++++

太平洋戦争で、ゼロ銭決死隊志願の山下さんが
燃料がなくて、特攻出来ずに生き残ってしまった

で。ハワイで活躍して地元の尊敬を受けた
初めて天皇が訪れたとき、リムジンで出迎えたのも
その人だったとか。

++++++

先人にはまことに立派なお人がおられます

実は、この米国人の名前や物語を
音声入力したのですけど
どっかへいってしうもた・・・

ちと、名前の間違いがあるかもしれん、
かんにんなぁ

 

 

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     水               このボトルは日本へ持ち帰りましてん

 


終わりに云った
「マルコ、水飲め」
といってハワイの水をくれはったわぃ

虹が出ていた

 

 

 

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