千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 お芋はおいしいなぁ!

 


父と母がよく懐かしんでましたわ。

 

「あんたら芋くったら、嬉しげにゆうてたよ、
 “お芋はおいしいなぁ! ” って」

 

マ「へぇ~、今でもうまいよ」

 

「そしてね、公園にふかし芋が一切れ落ちてて
 “ おいも、おいも ” と指さして動かなかったわ」

と目を細めてましてん。

 


友が嵐の日に、能登半島へ連れて行ってくれた。

道の駅風地元店でカボチャ芋なる変わったのを手に入れましたわ。

切り口が黄色っぽいからですかねぇ。

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    http://suzucci.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-4970.html
 

 新居に持ち込んだフライパンでじっくり焼きましたら、
なんきん風焼き芋で、 お芋はおいしいなぁ・・・・

 

移転で折れてしもたアラバ骨をかばうために、
おとなしくずっと横になってましたんや。

寒うて風邪で咳でますやろ、ここらん人達冗談いうて笑かすから、
折れたところあたりが痛とうて、痛とうて!

で、寝込んだまま勉強でっせ、べんきょぅ


するとね、外楽、内楽、法楽楽ってのがあるそうですねん。

単純に外の楽しみはテレビやグルメ、酒や観光、
芸術、趣味なんかでしょう。

あるお人の視点は内楽磨きの効用ですわ。
外楽を楽しくするにも通じますなぁ

 

食事ですと、普通はあの店よりこっち、
こっちよりそこの料理って比較し出すとキリがおません。

そりゃね、ミシュラン認定なんぞでハイレベルがいくらでもある。
そやから、もっともっとは極まりませんのや。

 

所がですわいなぁ
日本の深みは別んとこにあるそうな

 

同じものを食べるにしても、
独り静かにゆっくり噛みしめて食べるとか、
お茶席のように静かに別空間でいただくとか、

 

ちとかしこまって作物や人々の恵みに頭垂れてになると
えもいわれん旨さが生じる境地になるそうや。

 

おまけに、茨木の友が教えてくれた味わいの視点を
『先味・中味・後味』にする習慣があれば三楽でっせ。

 

そんな、受けとめ側の味わい楽しみがたんとあると、
いつでも何処でもグルメの饗宴ですわいなぁ


そやけどほんま、ほんま
母や知り合いが真心で作ってくれた弁当や総菜、焼き芋、
新鮮な飛び魚の刺身、何をさておき

  “ほんま、おいしいなぁ”

 

さらにいうとね、父が残してくれた人生の智慧
先生、先輩や上司の生ざま、これまたおいしいなぁ

 

 

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                神戸やきいもパークより