千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

マヴィレット体験記 病と人生 十週間目


私を住み家としている肝炎ウイルス達は
ジェノタイプⅢのaとbでアフリカに多いらしい。

 

 

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                      遠くから

 

世界的にも珍しいウイルス君が
どうして寄りついたかわかりません。

居心地がいいようなのに、
家賃や食費もくれないなぁ

 

さて、十週間目に入り、特に変化はありませんね。
すべてに力が入らない。

すりむき傷や、指の怪我で血が噴き出したりで、
注意力散漫です。

 

お医者様達は興味がおありのよう。
変わりもんウイルス君に。

お医者は専門家の助言者で、病を見る。
ですから、人生はあまり見ないし、見たらやっかい。
パソコンを見てる方がはるかに楽だな。

西洋科学は細かく分析を旨とするから
微細な部分に集中する。

ウイルス君に集中するのは当然だ。

 

マルコのささやかな希望はね、病苦から逃れる術の
助言者であって欲しいなと、いつも望む。

 

なぜかって?
治療の激烈さが人生を傷つけるから。
それで終わるのではなくて、副作用連鎖がズーッとつづく。

 

外科手術は別だけれど、慢性化した内科疾患は
うまいつき合いの方が優先だろう。
マルコは今を生きてるもんね。

 

それにマルコは人生も生きていて、
肝臓を生きていないからだ。
病など人生のほんの一部。慢性肝炎は気楽なもの。

 

だから、この十年以上は自分が病気などと思ったことは
ないけれど、先生は病気だという。
本人がゆうてるのだからほんとなんだけどねぇ。

 

いずれにせよ、
マルコという存在は肝臓に自分の細胞数以上の
ものすごい数のウイルスを養っているという
旦那であります(た?)。

時折「マルコ死ぬとき、あんたら殉死!!」で
ほんと大人しゅうしてくれてる。

 

いってみれば、皆さんが5000ccのハイテク自動車なら
マルコは360ccの軽自動車。

ところが治療すると、インターフェロン治療は50ccにおとしめ
今回は200ccにエンジン不調、といったところ。

 

 

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                  インターフェロン治療!もうよろしい。死んだ方がマシだ

 

若い人なら未来時間のためにする、
公共費用を注ぎ込んでよし!

 

マルコの過去しかないばあい、
どれほどの価値があるのかいなぁ?

 

きっとね、ウイルス達が遺伝子操作してマルコに
そのような思いを持たせてるのだろうね。

だから、珍ウイルスの言い分も含めて
体験に綴ってる

 

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  山上の垂訓:
        「明日のことは明日がおもい煩うであろう」

 

      ま、愚痴をくどくいいました。
      愚痴も人生の一部であります。

 

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