千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

地域力 :金沢

 

聞き慣れない言葉だと思いますが
マルコが名付けました。

 

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つい先頃のある日の話です。

仕事が一段落ついたので、金沢の繁華街にある
広大な緑の敷地、“しいのき広場”へふらふら行きました。

 

“しいのき広場”と“しいのき迎賓館”、
“四高(第四高等学校)記念館”などのある
広大な芝生と紅葉樹木の美しいところです。

 

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その緑丘は蟻が群がるような趣です。
この蟻たちは砂糖ではなく、酒に寄りつきます。

 

ちょうど『酒マルシェ』という祭りがあり、
石川県の名酒28蔵元が集まって利き酒ができます。


周りには各国の名物料理の屋台が出ています。
寒む空にもかかわらず、人々がひしめき合うようにお酒を飲み
テーブルを挟んでほろ酔い気分で談笑しているのです。

 

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地元のおじさんおばさんに混じって、
和服姿の外国人や、観光客たちもいるし、
地元の学生さんグループもそこかしこで
ワイワイしてます。。

 

もちろん、マルコ蟻も誘われました。うぃー

 

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その後、すぐ向かいの市役所の前で
花と緑のフェスティバルに寄りました。

 

かなり歩いたのち、光林坊の大和百貨店で
開催中のガス祭りにもよってきました。

 

また、石川の技能祭りにもゆきたかったが
ふらつく足が止めなはれと云ってます。

 


今回はたまたまお祭り催し物ばかりでしたが、
記念の講演会や展示発表会、スタンプラリー、
そしてナイトミュージアムという夜の催しが
いたる所で行われています。

 

もしも関心のあるものに参加しようとしたら
孫悟空の分身術がいるほど盛り沢山です。


夕暮れには鮮やかに昇った月の下、
ゆっくりと犀川ほとりを散歩しながら家路につきました。


桜坂を上る時に月を仰ぎ、
寺町通りから人々の生活を感じつつ
町並みをゆっくり歩んで
家にたどり着きました。

 


さて・・・

翌日は、金沢港近くの催しものに参加し、
継いで自治会の文化祭を覗きに行きます。

 

町内会長が「マルコ是非来なさいんかい」と仰せ。


これまた私が思い描いたもの別格でした。

 

その公民館の内外では多くの人たちが
催しを楽しそうにやっている。


例えば朗読会、空手道、ピアノ発表、マジックショー、
芸能発表・・・たくさんの発表会があります。

 

今までの活動記録の写真展示や生涯学習の作品展、
プロ並みのパッチワーク作品集、和服の裁縫や華道の展示など
まあ!たくさんあること。


多くのおばちゃんやおじちゃん、品格のある人たちがいました。

 

外を回ると、ふれあい餅つき大会でみどり豆きな粉をまぶした餅を
振る舞ってもらい、茶席や模擬店それからバザーやリフォームコーナー、
自然食品販売があります。茶席はまこと本格的でした。

 

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            みどりきな粉餅  くわんけ

 

すぐ横にある公園では大縄跳び大会や昔の遊び、
ガラポン抽選会、木工教室、ウォールクライミングなど
子供らが笑顔であれこれ熱中してます。

 

 

以前なら30分あればおさらばマルコが、
今回は2時間も滞在しました。

地元の人は「秋やさかい盛んながやぞ」というけれど、
マルコはそう思わなかった。
ワイマールで毎日音楽会がそこかしこにあるにと似ているなと感じました。

 

これほど地域の人たちの活力を感じたのは初めてのことです。

この地域力はきっと人々の挨拶や親切さと繋がっていますなぁ。