千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 自由闊達 :金沢


--のびのびとその時々を楽しむ--
    それを実感した

 

 

住まいを変えてから、マルコの手帳には予定が詰まっている。
一日一事だから、選別に迷うほど至る所で催しがある。

 

難しい仕事を終えてほっとしたので選んだのは・・・

     『親子クリスマスのつどい』

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昼寝ウトウト後出かけたら、よく通る声で、
高座におっちゃんが落語をしてるやんか。

お「---  え~、誰しも怖いもんがあるようで、
  あの蛇でもクネクネするのがいけねぇ・・・・」

子ら「どうしてまっすぐ歩けないのぉ??」

お「??? 真っ直ぐ歩いたら蛇でなくなる」

子「お酒飲んだんだぁ」


お「ところで、おめえは何が怖い? そうさなぁ
  あの黒と白のしましまの動物、何て言うんだ???」
子ら口々に「しましま」「しまうまぁ!」「シマウマだ!」
「し・ま・う・まぁ!!!」
お「そうだそうだ、シマウマだ、あれ葬式を思い出してイケネェ」
子「??? しーん」
お「下らんこといっちゃいけねぇ。もしもだなぁ、赤と白の縞だったら
  毎日おめでたで、そりゃ縁起がいい。 ちげえねぇ」
  しーん
お「白と黒でも、おれはなぁ 白い顔で目の周りが黒い隈のあるのがこおぇ」
子ら「ぱんだぁ!」「パンダだ」「それはねぇ、パンだ」

 

 

高座の落語オッサン、子らの大歓声がおひねりのごとく飛びかって、
前に進めない。

 

「おい、熊五郎、おめえは何が怖い?」
「そりゃなんたってなぁ・・・ハンバーガーが蛇より怖い!!」

そして、「饅頭怖い」の現代版が人形劇とともに演じられる。

 

そのあと、『サンタおじさんのいねむり』が続く。
失敗やとんまをするサンタに会場は笑いの渦、
動物たちが手伝ってプレゼントを子供の運ぶストーリー。

 

やはり、子らはどんまサンタに「袋わすれてるぅ」とか
「となかいだよ!!」とか、大声で参加しているのだ。

 

マルコは劇に固唾をのむ熱気と活気とに感心しながら、
子らに混じって大笑いの連続だった。

 

定員150人という階段ホールは立ち見席が出ほど満員。
幼稚園児から生徒、若い父母、高齢者まで埋まり
あっという間の一時間だった。

 

この人形劇で、観客が一体となった異色のおもろさに
腹筋も痙攣するほどだ。

 

海外で田舎に行くと人々はあっけらかんに、
やりとりを楽しむ。

社会の規制縛りの緩やかさに闊達さがあると
のびのびさせる。

 

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             ステージアウラ