千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

時は熟成、手順は交代

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誰かから聞いた、
「パスタは水に浸けてから」というので
半年ほど実験してみた。

 

試行錯誤して、一時間以上水に浸けて柔らかくなったら上げて
沸騰した湯にほぐし入れると、すぐにゆであがる。

 

その味たるや打立て生麺の感触で、パスタのみならず
ウドン代わりに使える。アルデンテなどカタなしだ。

 

マルコは茹でたら、ニンニクオリーブ油やレモンオリーブ油を少しかけて
ケチャップ仕立てにして主食とする。
粉末海苔や色取りよい冷凍野菜をかけたりもする

    

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          打ち立て   笑みがそこかしこ


調子づいて素麺でやってみた。
細いから30分も浸けたら溶けそうになり、
ゆでたところ、小麦粉の塊となってしまった。

これはどうにもならん、  失敗

次回はインスラーメンで試みたが食感は変わらない

 


ご飯
友人がおくってくれる玄米を2-3週間水に浸して
根が出るほどとなったら土鍋で炊く。
それも沸騰したらマルコ製保温箱に入れてじっくり熟炊させる。
これは柔らかくて体がとても喜んだ。


スキムミルク
普通は溶けにくいものだ。熱いコーヒだとさらに溶けず塊が浮く。
飲み終えた時も器にひっついて残るから洗うのに手間どる。
順序を逆としたらうまく行く

まずスキムミルクをカップに入れて好みで砂糖を加え混ぜる。
ここにほんの少し、匙一・二杯の水を加えて練ると、
すぐにまんべんなく溶ける。
そのあとコーヒーを注ぐとお見事みごと、
きれいに溶けた健康コーヒーに仕上がる。


卵焼き
冷えてもふわふわになると聞いたので試した。
手順を逆にして、水に片栗粉(小麦粉、コーンサターチ・・・)を入れる、
そして出汁や好みの調味料を入れてマヨネーズを少し混ぜ溶く。
簡単混ざるから、そこに卵を入れてかき混ぜるときれいに溶ける。

その焼きあがりは上々だし、余りを長く冷蔵庫で震えさせても
ずっと柔らかいままで食卓が楽しくなった ♪

 

 

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       こんなに色取りゆたかに作りたい

 

里芋の皮むき
この十年間、里芋が美味しくて味付けなしでもほのかで優しい味だ。
とくにあとあじがさっぱりしてる。

普通は皮をむいでから煮たり、洗濯機で粗皮処理してゆでる
オモロイ方法もあった。順序を反対にすると手間が省ける。

沸騰するまで皮ごと茹でて、そのまま置いておく。
できればマルコ保温箱に寝かせておくと、さらに効果が出る。
あたたかい温度に下がったら、指だけ温泉気分で
黒皮をツルリと剥がせる。

皮はマルコでも食べられないので花壇に埋める。

こないだ、あまり美味しいので、潰して鮭の身と紫蘇や海苔を混ぜ、
塩などの味つけをうっすらする。
小麦粉を加えて形が整ってから焼くと絶品の金沢和風マルコナンになった。
それを肴にビールとかワインを楽しむ。


世の中、今すぐに!便利にと競うけれど、前もって一手間おいたり
手順を変えたりするだけで、エネルギー少なく美味しいものができあがる。


時の入れかえと熟成、神さんの御手にあるようだ。

先人が試したことを活かして磨き上げてゆこう。