渡り鳥マルコが飛べた。
久しぶりの渡りは、目が回る。
動物的な感覚が戻ってこない。
いちいち、飛行機に乗る手順はどうだったかな?
とか
英語でどう云うんやったかなぁ?
などと脳みそを使ってしまう。
その脳みそがベトナムでオーバーヒートだ。
だから目がクルクルと回ってふらつくのがわかる
落ち着きある金沢を発ったとき、14度でひんやりしている。
6時間ほどで超活気のある伸び盛りの大都市の蒸し暑い35度の環境に激変する。
気温と大都会の騒音とでマルコの環境破壊。
もちろん、衣類は機内で着替えてるのだけど・・・
渡り鳥は毛が生え替わるのだろうか
決まって尋ねられるのは
「観光ですか、それともビジネスですか?」
入国審査でもない意味のない質問。
「両方ですねん・・・」とにごしている。
ごく普通に生活している人とともに
同じ時刻に起きて、同じもの食って、
同じように笑い合ってのち
貧乏ながらも何千年にも亘る、生活に潜む
アジア人の智慧を探るのだ。
そんな説明をするだけで冷や汗と暑さでエネルギーが蒸発枯渇する。
数ヶ月前に図書館でみた
<世界ふれあいまちかどの旅・nhkのBS>だったかな
あれだ。
明るくなる5時に宿から出て、すぐ近くの湖公園にゆく。
案の定、色々な格好で色んな年の人が、思い思いに体を動かしている。
インドネシアでもマレーシアでも見られないベトナムの習慣。
中国の影響だとおもう。皆はんと一緒に体操はじめ!
30年以上前、中国人のお医者に教えてもらった気功法、
吐納法などの片鱗がその動作にでている。
よく見かけるのがソワイショウ(スワイショウ)だ。
どこにいようと、一日の始めはお陽いさんと
頑張ってくれている体の細胞達にご挨拶