米国で発明されたMMT(Modern Monetary Theory=現代貨幣理論)。
全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済!、
MMTなんてあり得ない! なんて云う
賛否両論あり、私にはとんとわからない。
「インフレ状況下では、デフレが終わるまでは
財政赤字を拡大していくべきだ」ステファニー・ケルトン教授
ただ、歴史家でもありインド大使にも就任した
ガルブレイスが昔語ったように
「バブルが弾ける前には金融の天才がいる」
つまり今回は違うという理屈をもとにバブルや
その原因を正当化する天才があらわれるのだ。
デリバティブ理論であったり、債務の証券化理論であったり、
次々と考案される高度金融や理論を発明する。
金利引き下げの余裕巾が2.5%程と従来の半分しかない今、
もう一つの景気刺激策、財政出動の枠を広げる準備は整った。
そしてガルブレイスは最後に締めくくる。
「私は予想はしない。歴史が生き生きと
語りかけてくることを書き留めるだけだ」
そう、まさに同感のマルコは鼻歌うたって、
十年後にはでるかも知れない結果を楽しみにしている。