天に月 地に佛光
あさ早くまだ鳥も枕している時に窓を開ける
北斗七星がうっすらと光る。
仏像がふっくら優しげに金色に輝いている
いつもなら暗闇の中、坂道を本堂まで二十分ほど急いで歩み
信者さん達と一緒に早課(読経唱和・礼拝)といわれるchantingをするが
今朝は休みをくれたから、なにもない朝を味わえる。
夜明けが近いと鳥がさえずり始め、子犬が窓の下でじゃれている。
萌えいづるこんもりした森に囲まれた宿舎・普賢殿から所々に
大仏さんやら高楼が遙かかなたに小さく見える。
人の手による音はなく、かすかな大自然の営みのおとだけが
そこかしこに聞こえる。
散歩すると、そろそろ咲こうとしている
睡蓮のつぼみがすーっとたっていた。
今日咲くか、あす咲くか
けさも陽が昇る。 ありがたいことだなぁ
こんな中にマルコは飛び込んだのだった。
朝もたたずむ
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台湾の高雄に飛んだ。
修行というと古くさいが、究極の能力開発だ
能力開発って言葉ももの足らないな
Culivate(耕す、栽培する、養う、洗練する、修める)って、
この山にある大学で説明してくれたが、これが近いだろう。
昔、心田を耕すといったらしいけど、これとか、
父上からの戒、“養眞”そのものだろう。
この地は養眞にふさわしい雰囲気に満ちている。
緑に埋もれる修行の場
朝早くから起きて精進しなくてはならないことは
予めきいていた。
あれこれと厳しいしきたりと日課があると
相当覚悟していた。
これひょっとしたら、
極楽やないか!
ちょうちょの為の楽園 さまざまな蝶が舞う