千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 春を感じる梅や杏のように


マーケットの魔術師という本は
1992年に手に入れて、そう
十回以上読んだなーぁ

 

市場(マーケット)に参戦して、生き抜いた人々の述懐だ

それらの本質を的確にまとめている

 

  ∞

自分のトレード・ルールを守る自己規律

絶好のチャンス到来を待つ忍耐力

相場に入っていく勇気

潔い損切

勝ちたいという強い願望

  

 

 

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本の帯に書かれているこれらをじっと眺めていると
マルコは人生の道を見た       それは

“縁により生じ、縁の集積によって消える”
ことわりを観たからだ

 

 

病院で生死の境を行き来してのち
散歩を許されたときが初春だった

 

梅の香が漂い、かくもうつくしくも甘美な!と
ただただ目頭はうるおって時を忘れた

 

天地の摂理にそう梅は、十二月でもなく一月でもない
そう二月頃から咲き始める

 

全ての条件あるいは縁がうち揃ったときに
楚々とつぼみを開くのだった

 


おなじように世界の諸資産も天の摂理にそって底をうつ

全てそして、人生も同じ

条件が揃えばはじめて大いなる気づきも腑に落ちる

 


若い人々は、ほんの少し下げた世界の諸資産が安いとばかり
買い進むが  なにとぞ  お気をつけなされ

 

戦場に出るときは、裸で出てはなりませぬ

武士モノノフは武装する以上に大切なことがらは
まさに上記のことですよ

 

      老婆心マルコ