早朝の散歩どきは、挨拶に忙しい
春先には小川で鴨やら背黒セキレイが朝食をしている
おはよー 彼らがこっちを向く
閑かさに沈む町に、
ウグイスが朗々と朝を告げる
カッコー声が心地よく響く
東南アジアでのにわとりに代わって
竹林ではスズメがにぎやかにさえずるし
女鳥を追いかける鳥たちが楽しげにさえずる
陽が高まると、やさしい面持ちのキジバトが
こっちをじっと見上げている
カラスも友達
竹の林で筍の間を見回って
「大きくなったな」と尾羽ふりふりに笑う
竹林へ遊びにはいると、近くまで歩いてくる
ときたま尾長鳥か、雉ぐらいの大きさの鳥もくるし
タカのような引き締まった鳥も網屏の上で休んでいる。
愛らしいモズもベランダにとまる
きのうは雀たちもベランダで遊んでいた。
友はいった
「ベランダに出たらゴキブリが飛んできた!」
それを追い回して一時間ほど大騒ぎだとか
ま、平和なこっちゃなぁ
夏にはカブト虫やらカミキリが訪れる
橙いろしたくちばしの渡鳥も集団でついばむ
五月初旬コロナ騒ぎの中、ツバメ君がはるばる飛んできた
夕方になると蝶のようにひらひらネズミが飛ぶ。
ほ乳類のくせに音もなく飛ぶのはたいしたものだ。
一体どこらで冬眠してたのかな
コロナを運ぶとかいってたな
ひょい
渡り鳥マルコは羽休めさせられているが
ベランダ前で生き生きと飛んでる生き物に
慰められている