千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

2019-11-17から1日間の記事一覧

横飯、縦飯、黙飯   :高雄仏光山寺/台湾

日本では、英語を喋りつつ外国人と飯を食うことを横飯と言った。 慣れない人は、食事も味わえず、五分でくたばってしまうから横飯といって難行苦行とされた。海外経験のある会社員がいう「自己主張がいる英語のとびかう食事はのどに通りません」 中国に行っ…

 動禅の典座(てんぞ)   :高雄仏光山寺/台湾

食事係の僧を典座という。 正確には“僧や仏や祖師への供膳をつかさどる”役職だ。 食事することも修行だけれど、食事をつくる側として修行する重要職なのだ。 若き日の道元は、老典座に日々の営みが皆修行だと気づかされて悟ったといわれる。 その典座の僧達…

 食慈の心<五観>   :高雄仏光山寺/台湾

こころ生まれ変わる、あさごはんだ。 食事をする心構えは皆さんもご存じ 五観の偈(五つの詩文 教えの詩 聖誓 ) がある 計功多少 量彼来処忖己德行 全缺應供 防心離過 貪等為宗正事良薬 為療形枯為成道故 今受此食 これを一斉に唱和する。漢文では分かりに…