千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

  夢の種まき

コガネムシと四人の妻

新・日本昔話 「コガネムシの涙」 ∞ むかしむかしある処にある金持ちがいました。大きな白壁の金蔵建てて人々から羨ましがられ、「コガネムシ」とあだ名されていました。コガネムシには四人の妻がいました。そのコガネムシは、四人の妻のうち一人は別として他の3人の妻を…

集まるもの

昨年にふと思いついたもの【 世界人企画 】 だ 長年、アジアを歩き回った末、鈴木大拙館に通った縁で産まれそうな企画 近頃、今年の来歴書にたいそう役立つヒントが次々と集まってくる。 どうしてだろうか?不思議で仕方ない。謎だね (^-^)"♪ 先見性のあるお…

サグラダ・ファミリア演奏会 花咲か爺さんの種まき

先週末から、あちこちの講演会やシンポージュームに参加した。日曜日に「ガンとともに生きる」を長い時間冷房の寒さに耐えつつ聴いた。 晩方、マルコ製梅ワインを飲んだら、すこぶる眠たくなったが、なぜかTVのスイッチに手が伸びた。 すると、きれいな外国映像が現れた。「…

 給付金を生かそう 時事

安易な金が入ると、身も心も持ち崩す--- 10万円の一律給付金をもらった。 その折、民主主義はいらんことをするなぁと頭をよぎったことを覚えている。 確かにパンデミックという訳もわからん外国語などを使って大騒ぎした政府のお詫びの心持ちは感じる。 その…

2021年来歴書 印刷完成

昨年の “ 千年構想来歴書 ”は先年末に完成していたが、 プリンターが大雪のためか調子を崩していた。 眠りから覚めたかのように動き出したので、 限定四部印刷した。 これは、もったいぶったマルコのサイン入りだ。 ひょっとしたら、五十年先にはNFT証明で価…

違いを認めない国の政治屋の行く末 時事

多様性 ・・・・ 流行語だけど、ちゃんちゃらおかしいな 青 : 北大西洋条約機構加盟国 赤 : ワルシャワ条約機構加盟国 二つの世界大戦はヨーロッパで生まれた。その後、1949年4月に北大西洋条約機構(NATO)が、対抗して東欧諸国とソ連が1955年にワルシャワ条約機…

独立記念日

こないだの二十一日はマルコの独立記念日。 マルコ製のあんず酒で祝った。 ちょうど、尊敬する事業家の誕生日の日でありお祝い電話した。 懐かし気に「おぉ!マルコ・・・・・・」とあと言葉が続かなかった。涙の気配がするこのお人は、老いの入り口でレビー小体アル…

縄文の平和と滅亡調査-33 <英勇5-最終-范蠡> 長文

范蠡像 はんれい名を知らぬはないほど古来より有名な御仁。呉越乱戦時代(紀元前500-700年ほど)、越を盛国に導いたお人です。武人として戦略家、巧みな商い人としてもすんなりこなす“自由自在の人”。 よく言われるのが“人生の達人”は言いえて妙である。 范蠡…

縄文の平和と滅亡調査-32 <英勇4-木蘭>

中国の歌や伝説の中で語り継がれる有名な女将軍である。老病の父に戦さの招集がかかり、おてんば娘の木蘭(ムーラン)はこっそり男装して抜け出し、替わって従軍する。北方の異民族を相手に各地を転戦し、勝利に導いて将軍となる物語。 ムーラン (木蘭) 廟 ∞ ☆中国…

縄文の平和と滅亡調査-31 <英勇3-北条時宗-後編>  長文

◆ネバーギブアップ同士の戦い 1275年10月に鎌倉幕府は120名の御家人に対し文永の役の恩賞を与えた。恩賞がなければ命をかけて戦わぬ武士だからで、次の戦いの準備でもあったが、元から奪えたものはなかった。 その恩賞は狭い土地,小さな屋敷などで今までに…

縄文の平和と滅亡調査-30 <英勇3-北条時宗-前編>  長文

---スコットランドでは英勇ウオレスが活躍していた七百五十年ほど前正に時を同じくして、日本国では北条時宗をはじめとして武士が元・世界帝国相手に戦った。 ∞北条時宗(1251年-1284年)は執権時頼のひとりっ子であり、1268年の父の跡を継いだ時はわずか十八歳であった。…

縄文の平和と滅亡調査-29 <英勇2-ウイリアム・ウオレス>

◆約七百年前のスコットランドの出来事だった。 ウオレスが1270年ごろ生まれて青年時代1296年に、スコットランド王ベイリャルがイングランド王エドワード1世に敗れてイングランドに連行され、悪名高いロンドン塔に幽閉されたという。スコットランドでは王が不…

縄文の平和と滅亡調査-28 <英勇1-シャクシャイン第二部/2>

第二部 さてシャクシャイン・・・ ◆戦争の前夜に恨みが募る東の大集団メナシクル部族と その西に位置する大集団シュムクル部族とは接しており、狩猟権をめぐる争いがあった。鮭や 熊、鶴などの猟場での小競り合いである。メナシクルの首長はカモクタインでシ…

縄文の平和と滅亡調査-27 <英勇1-シャクシャイン第一部/2>

<私は歴史家でも考古学者でもありません。 目的は学問ではなく、千年構想に活かすための視点から綴っています> アイヌの歴史記録はない。伝承や歌による語り継ぎが主であり伝承者によって微妙に違うところもあるという。 記録は和人(日本人)や西洋の宣教師、…

縄文の平和と滅亡調査-26 <英勇-いでよ英勇たち>

あらゆることで縄文の考えを引き継いでいたアイヌが富の蓄積で絶大な権力を持ち出した弥生人たちに押されてきた中、様々な試行錯誤と融和の工夫がされた。 基本的に武器を他に求めるしかなかったアイヌは衰退せざるを得なかった。 マルコの疑問は、そうした…

縄文の平和と滅亡調査-25 <アイヌ同士の戦い>

◆羅臼町郷土資料館学芸員天方氏よりの情報 +++狩猟採集生活でも保存食はあった。弥生時代になって米など蓄えられるようになった。これから階層、支配、格差が出てくる。擦文サツモン文化、オホーツク文化の次にアイヌ文化が出てくる。しかし文化的なつながりはな…

縄文の平和と滅亡調査-24 <抑圧の系譜>

◆羅臼100年史より p77~ ・アイヌの持ち物ははなはだ数少ない。 家屋や衣・粗末な装飾品・船・武器・単純な家具調理道具である。 ・アイヌたちは小部落をなして国とか郡にあたる言葉がない。血族を中心とした小集団をなし、資源を求めて点々と居を変えた。血…

 縄文の平和と滅亡調査-22 <交易ではなく贈り物の交換>

コツコツ読みすすめた中での抜粋です。 ◆羅臼町史の第1巻 ・ページ30:その昔羅臼はそうそうたる原始林に覆われ、夏直後の連なる知床山脈より流れ出す清冽な水が大小の滝となり河川となりて海に注いでいた。 山谷や沼沢には熊、鹿が横行し、狩猟の豊かな天然の宝…

 縄文の平和と滅亡調査-22 <都市の空気詐欺商売>

地方へ行くと嬉しいことがある。ほとんどのものがどっしりしている。 空気で膨らませたすかすかスナック パス!500g入っていた容器に400gにじわじわ減らしたヨーグルト パス!小口化してさも便利で多く見せかけ商品 フン!空気入袋にふわふわに膨らませたク…

縄文の平和と滅亡調査-21 <“のんびりの素”売ります・タダ>

ガランとした羅臼を歩いていて立ち話した76歳の古老から聞いた話:このじいさまの祖父や祖母は国後の出である。そのままメモした--- ∞・熊を99頭仕留めると、100頭目にクマに殺される。道徳というわけではないけれどもとても神秘的なものだと思っている。 ・…

縄文の平和と滅亡調査-19 <羅臼は蝦夷地の果てか>

釧路から羅臼へは約六時間弱のバスでリムジンのようなふわふわシートである。 その大きなバスの乗客は3、4人。料金は金澤・大阪間の二倍。曇り空で肌寒い。 不思議な地名や道路の名前がある。 北片無去キタカタムサリ、32線、30線、茶志骨チャシコツ1線---きっと碁盤の目状…

 縄文の平和と滅亡調査-16 <アジアの智慧>

ふと思い出した 二十年近く、東南アジアの田舎をてくてく歩きした。ものづきなと人はいっても、気にもとめずによく歩き現地の人と交流した。 世界で最も古い原生林では、夜中に「一緒に歌おうぜ」と起こされ音痴な「さくらさくら♪」を木の枝で音頭叩きしてうと…

縄文の平和と滅亡調査-14 <先祖と同じに捕たい>

釧路図書館で、新聞記事 「鮭狩りについて:先祖と同じに捕たいだけなんだ」 アイヌの 古老 儀式用の鮭を捕る時、警察は採捕申請を出せと言ってきた。 畠山エシカがいう。 「北海道を売った覚えも貸した覚えもない。あんた方がどやどやと北海道に入ってきて…

縄文の平和と滅亡調査-13 <「アイヌ、日本人、その世界」小坂洋右>

第2部一章 縄文は1万年の持続社会より:釧路図書館にて ・戦争がごく少ない平和な社会だったことが人骨から推測。 本州以南弥生時代に米作りが始まり、わずか550年後巨大な墳墓の古墳時代に移り、農耕が富の蓄積を促して格差と権力者を生み出したことが明ら…

縄文の平和と滅亡調査-12 <アイヌの世界観>

身近な多神教はアイヌの神様である。 このカムイ達は藤村久和氏や山本多助氏に詳しい◎アイヌ=人間、カムイ=神 「人ありて神あり」「かみありて人あり」との互恵関係にある。 世の中は三つのグループがある。神グループ、人間のグループ、加工して作った生活…

縄文の平和と滅亡調査-11 <知らぜざる人々>

釧路図書館には特にアイヌの資料が多い棚は#554#539 子供用の棚も良い#536北道文庫・松本文庫そこにも別途書籍たくさんある。 ■松浦武四郎 1818年から1888年 北海道の名付け親、6度蝦夷を探索に行く。 アイヌ語を習得して彼らと親しく付き合った。 以…

縄文の平和と滅亡調査-10 <現地と人と情報の宝庫>

コロボックルが住んでた大きなふき 旅は異なる天地を見せてくれる。 大きな大きなふきの葉、露に濡れる珍しい小花。 葉に止まる昆虫と物陰に潜む獣たち。 市場は生の情報の場所だ。 多くの場所を旅した外国の人が日本を語る。 素直な若者たちの新鮮な感性が伝わり…

縄文の平和と滅亡調査-9 <砦跡・遺跡より伝承知>釧路

宿舎のオーナー坂下さんが教えてくれたモシリアチャン遺跡(砦)、仏舎利塔訪問。 宿舎の自転車で人に尋ねながら駅まで行く。風はひんやり爽やかだ。人はまばらで、羅臼行きの方法も聞いた。駅のベンチで女子生徒達の前でスナック菓子をねだっているカモメは真っ白の羽を…

 縄文の平和と滅亡調査-8 <道教え>

しんどさは続く。 けれども いましている調査も、先行きも驚く発見の道である。まさかこんなところで歩きまわっているなんて思いもつかない。 昔、道であった佐藤さんという知恵者の縄文直観塾に時折参加した。そんな世界もあるんだと、いろんなことが頭に残…

 縄文の平和と滅亡調査-7 <気怠い日々>

マルコは長期出張となると元気になるのだけど、今回は気怠い日々を送っている。身体も頭もぼーっとしてる 実は八月半ばから元気さが萎えている。 釧路で地元のアイヌ文化や資料館、遺跡を訪ね羅臼で長らく滞在していたが、現地適応のための当初数日の休養で…