千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

来る道、行く道

 毎日が父の日・母の日

親のは心配り子のは心配:worry で先を不安視するだけ 母上と暮らしていて、老いを吾身のように感じていた。そしてその先に、親には到底及ばぬと気づいた------ あれこれの災いは避けるがよろしとのお告げで、住まいを変えた。 引っ越し前に母上のベッドを整…

嘘の人生・真の人生

わが父上はしきたりを守りつつも見ていた。 先祖の命日に坊さんがいそいそやってきて、手早く経を読んでありがたそうに説教しお布施を嬉しそうに手づかみして立派な自動車で次の家に向かう。 「 中身がないなぁ」父上は笑っていたのをよく覚えている。 ある…

違いを認めない国の政治屋の行く末 時事

多様性 ・・・・ 流行語だけど、ちゃんちゃらおかしいな 青 : 北大西洋条約機構加盟国 赤 : ワルシャワ条約機構加盟国 二つの世界大戦はヨーロッパで生まれた。その後、1949年4月に北大西洋条約機構(NATO)が、対抗して東欧諸国とソ連が1955年にワルシャワ条約機…

常識にとらわれない96才119才

今、世情は細かな数字にこだわる統計社会に堕ちてる。 こないだね、金沢現代会議に出てきた。二つの耳で聞いてきた。 アダムは130才で男の子をもうけた。名はセトで、その後八百年いきて930才で死んだ。セトは105で子供を得912才で死んだ・・・神さんはちと考え…

 スーッとやる

寒いので、ずぼらして入れ!とポイと放り投げゴミ箱の向うへコロコロリン 息を凝らして狙ったはずが余計手間 ところが、風で飛んだのがストンと入る狙いもせんのに 不思議だなぁ 風に意図なし

愛徳の人びと

阪神大震災で避難している神戸で知り合ったシスターからクリスマスプレゼントが届いた。 古包装紙で厳重に包まれ、麻紐で括ってあるのをひも解いてみれば、クリスマスカードの下にどっしりしたお菓子がある。 そうか、避難していた時にも焼いてくれたあの手…

善魔氏のメール

近頃、マルコよりずーっと若い人の訃報が入り続ける。うんざりして、「神さん、順繰りにしておくれやす!」と呪う。 古い知り合いからも長いお悔み連絡メールが来た。 マルコの前世ともいえる大昔の人。六十過ぎで闘病で亡くなったとか。 文面には事細かに事…

縄文の平和と滅亡調査-33 <英勇5-最終-范蠡> 長文

范蠡像 はんれい名を知らぬはないほど古来より有名な御仁。呉越乱戦時代(紀元前500-700年ほど)、越を盛国に導いたお人です。武人として戦略家、巧みな商い人としてもすんなりこなす“自由自在の人”。 よく言われるのが“人生の達人”は言いえて妙である。 范蠡…

縄文の平和と滅亡調査-32 <英勇4-木蘭>

中国の歌や伝説の中で語り継がれる有名な女将軍である。老病の父に戦さの招集がかかり、おてんば娘の木蘭(ムーラン)はこっそり男装して抜け出し、替わって従軍する。北方の異民族を相手に各地を転戦し、勝利に導いて将軍となる物語。 ムーラン (木蘭) 廟 ∞ ☆中国…

縄文の平和と滅亡調査-31 <英勇3-北条時宗-後編>  長文

◆ネバーギブアップ同士の戦い 1275年10月に鎌倉幕府は120名の御家人に対し文永の役の恩賞を与えた。恩賞がなければ命をかけて戦わぬ武士だからで、次の戦いの準備でもあったが、元から奪えたものはなかった。 その恩賞は狭い土地,小さな屋敷などで今までに…

縄文の平和と滅亡調査-30 <英勇3-北条時宗-前編>  長文

---スコットランドでは英勇ウオレスが活躍していた七百五十年ほど前正に時を同じくして、日本国では北条時宗をはじめとして武士が元・世界帝国相手に戦った。 ∞北条時宗(1251年-1284年)は執権時頼のひとりっ子であり、1268年の父の跡を継いだ時はわずか十八歳であった。…

縄文の平和と滅亡調査-29 <英勇2-ウイリアム・ウオレス>

◆約七百年前のスコットランドの出来事だった。 ウオレスが1270年ごろ生まれて青年時代1296年に、スコットランド王ベイリャルがイングランド王エドワード1世に敗れてイングランドに連行され、悪名高いロンドン塔に幽閉されたという。スコットランドでは王が不…

縄文の平和と滅亡調査-28 <英勇1-シャクシャイン第二部/2>

第二部 さてシャクシャイン・・・ ◆戦争の前夜に恨みが募る東の大集団メナシクル部族と その西に位置する大集団シュムクル部族とは接しており、狩猟権をめぐる争いがあった。鮭や 熊、鶴などの猟場での小競り合いである。メナシクルの首長はカモクタインでシ…

縄文の平和と滅亡調査-27 <英勇1-シャクシャイン第一部/2>

<私は歴史家でも考古学者でもありません。 目的は学問ではなく、千年構想に活かすための視点から綴っています> アイヌの歴史記録はない。伝承や歌による語り継ぎが主であり伝承者によって微妙に違うところもあるという。 記録は和人(日本人)や西洋の宣教師、…

休憩室:最後でもいいなぁ!素晴らしい宴

イラスト:やえむぐら 急冷だ、暑さの後だけに一際寒い 秋の豊穣神よこんにちは 朝早く友からふっくらした見事な丹波黒枝豆が届いた。 個室に入っている8時半頃で郵便屋さんを待たせたな。独り身には恐れ多いできなので三つに分けた。 「自治会長さんおはよう、…

縄文の平和と滅亡調査-21 <“のんびりの素”売ります・タダ>

ガランとした羅臼を歩いていて立ち話した76歳の古老から聞いた話:このじいさまの祖父や祖母は国後の出である。そのままメモした--- ∞・熊を99頭仕留めると、100頭目にクマに殺される。道徳というわけではないけれどもとても神秘的なものだと思っている。 ・…

 縄文の平和と滅亡調査-8 <道教え>

しんどさは続く。 けれども いましている調査も、先行きも驚く発見の道である。まさかこんなところで歩きまわっているなんて思いもつかない。 昔、道であった佐藤さんという知恵者の縄文直観塾に時折参加した。そんな世界もあるんだと、いろんなことが頭に残…

 迷惑は迷惑

たくましい若者が夜中にガーグヮァーいびきをかいていた。こういうときは耳栓をするか、ベッドを揺すると止まる。 迷惑な!と感じる人も多いだろう。迷惑とはどうしてよいか迷い惑うこと。 昔はさほどでもなかったが、近頃ジジイに限って口にする。終活を念頭…

若い頃恐れを知らなかった

鹿を追うものは山を見ない 若さは失う恐れを知らなかった 老いは知らないことを知らしめる 他に失わせる恐れと悲嘆の泥沼を 小さな頃に高熱を出すと戦の夢を見た。 馬にまたがって「すすめ突撃!!」と怒声を上げ日本刀をさらりと抜いて突き進むのだ。いつも…

安もの言葉と高みの言葉

「・・・・感謝しています」幼子から有名人、年寄にまで連発されインフレさなか 「・・・・の香り」お香や花から料理、はてはペットにまで連発され価値を失った 「・・・・を確認」UFOから、コロナ、はては問い合わせ窓口の勉強しないマニュアル担当者の言い逃れ言葉として…

みんなはか

大バカ 小バカ !! ♪ アホウにマヌケ ♪ テンサイ・イジン 行き着くとこはみんなハカ ∞ 認知症~~すごい名前だから恐れるし病気だと思いこむ。 実際、認知症とレッテルを貼られると馬鹿にされ 劣ったものとみなされ疎外される。 若さという高台にいる者は、…

南の島 便り < 愛がひっくり返る時 > 長文

エェ~ 夏によい怪談奇談を~ 真珠採りのタンゴ リカルド・サントス楽団 www.youtube.com この島に住むホトさんの話 ∞ 人助けして呪われて むかしむかし、といってもついこないだのことじゃ沖縄をバイクでツーリングしている 時のことじゃワィ・・・ 浜辺で休んで…

 南の島 便り < 輝の世界 >

意い(おもい)はすべてに先立ち すべては意いに成る 意いこそはすべてを統ぶ(すぶ) <Dhammapada-1> ∞ 6月10日に掲載した<光の妖精>の続きです。 ルミエールがこう仰せだ 『先日ヨットで博多港に立ち寄った際、 福岡RKB放送の取材を受けた番組が放送された内容です』 m.you</dhammapada-1>…

南の島 便り  < 競争 >

競争好きが多い。 オリンピック選手に至っては「戦い」らしい。単なる競いやない?と思うけど 何でもかんでもカッコつけて戦いにしてその言葉に酔いしれる 悲壮感漂いつつ日本を背負って頑張るもまた人生のスパイス ビジネス この島で和やかなおじさんに聞いた「ガソ…

 少女の感傷と少年の夢 追い

昔の曲、Zardが蘇る 現代はやりの不倫曲 www.youtube.com 淫靡さがないのは、少女魂の素直な切なさが彩られているからだろう “白い傘の少女”に込められたメッセージ 幼稚園児ごろ、いつも手をつないで帰っていた女の子がいた 小学校の三・四年のときだったか、気…

 来歴書完成  2020年版

あれこれしている内、こんなに完成が遅くなった。 第七来歴書を完成した。 千年構想の昨年の足取りと戦略だ。 同志達と賛同者にお贈りする。 毎日毎日、昨日昨日より0.1歩0.3歩前に前に

 若さは怖れを知らなかった

鬼は外!福わ内 ♪ そしてこの年になり気づいたのは 鬼は内福は外 “鬼なるもの”は内に潜んでいる 自分で自分を痛めつけている すこうし気づいていたが“福なるもの”は目の前のすぐ足元に見つけられるのを待っていた 節分より早く 真っ先に米国では青鬼と赤鬼が…

新楽の幕開け

新年 まずはグチでまくあけです。 ベトナムの友人の結婚式にも出ることも叶わずオーストラリア・タスマニアにも行けず おまけにほんとは今、船に乗っての世界一周でワイン片手に大海原を眺めているコロナのに 一昨年から、中国を半年は見て回りたいとずっと念…

チョークの心、抹茶のこころ

今なお心がチクチク痛む昔のことがある 生徒の時だった。歴史の授業が始まる前に、教室では大騒ぎ。チョーク投げ合いとなって喜んでいた。調子に乗った私が投げたチョークが教室の入り口の方に飛びまさにその時入ってきたカッパ先生にコツンと当たった。マル…

たまゆら

じいちゃんばあちゃんが眠っているという墓にお参りをした。 金沢の色んな人から頂いた菊花を携えて。父上に花は供えた。好みの「こぼれ梅」は忘れた。 その菊花の姉妹が一輪机にあるなんと一月近く可憐に・・・笑顔を向けてくれる。 老人施設からの枯れた胡蝶…