千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

渡り鳥がゆく <お気にいり;金沢> 

てくてく歩きをするときの、
好みの路を見つけた

駅近の宿を出て、猫気分で伸びをする。そして辿る行路は

別院通り → 横安江町 →武蔵→ 近江市場内 →
尾崎神社近辺 → 大手堀 → 黒門緑地 → 白鳥路 →
お堀通り →広坂→ 県立図書館脇 → 中村記念館 →
緑の小径 → 大拙館   ま、ざっとこんな路だ。

町の活気も味わえる、歴史や伝統も、文化や美、
どっしりした太地と大空、動物や緑の木々
生徒や大人・ご老人、様々な男や女・・・飽きないのだ。

一休みには豪姫の館(黒門緑地)がよい。
九谷焼の香炉が綺麗な部屋で
ソファーに深々座ってほっと一息継ぐ。

   

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主のおばさんが、口も滑らかに金沢を語ってくれる。

蛍が飛ぶという白鳥路では、好きな富永直樹氏の彫刻を見つけた。
『清流』という銘で、沢山のブロンズ像が建ち並んではいたが、
地につく気品をひときわ放っていた。
      

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元いた会社の重役をも歴任した、異色の芸術家だ。
工業デザイナーの祖(パイオニア)だった。
黒電話の意匠、日本初のカラー電話、家具調テレビなどをデザインした。


満瑠壺のテクテク歩きは、そう

“やめられない、とまらない”

 

  

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           大手堀