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わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい
『わたしと小鳥とすずと』金子みすず
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小鳥はあなたに挨拶
https://matome.naver.jp/odai/2144247334183273701
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正月にふと 父が賛辞を送っていた
詩(ウタ)を唱えてみました
薄幸なのに、高貴な詩人金子は
鈴木大拙老師のいわれる“妙好人”ではないでしょうか
市井の希有人ということです
人生の道すがら、高みは想像をこえているのです