もたもたしていると、自動車から「ヘチマ野郎!」と怒鳴られた。
フン、誰が危なっかしいことするか、と近ごろ思う。
西宮に住んでいた頃、私も幼かった。
南の縁側の棚に、ヘチマ(糸瓜)がぶら下がっていた。
丁度今頃だったろうか、収穫が終わったヘチマを
母は根元から上50センチほどを切り一升瓶に差し込んでいた。
ことある事に見てると、きれいなヘチマ水が徐々にたまってくる。
苦瓜からなら、にが水
それを化粧水に母は使っていた。父も相伴に預かっていて、
晩年も結構ツルツル顔だったのはヘチマのお陰だろうか。
ときおり、若いヘチマの実を輪切りにして焼いたものが
食卓にドンとのっかた。
味噌を付けて食べると中々旨かったとわが口は覚えている。
ことある事に ? が頭に湧くマルコの?は、
「糸瓜がなんでヘチマやろか?」
なんと → インドから中国を経由して日本へ旅して来たので唐瓜、
タワシにするほどだから糸瓜のイを省いてこれまたとうり、
トウリのトがイロハのヘとチの間なので、
ヘチマになり申した。
まあこねくりまわした、どうでもいい由来でんなぁ
へちま君よ、マルコはアンタを認めてるし好みだよ
だから、ヘチマ野郎でよろしゅうおますワぃ