都会化すると、人の結びつきが薄くなる。
すると、最終すがるよすがが金にゆきついてしまいます。
ここ金沢は適度の都会で田舎だから過ごしやすいのです。
この地にうまれ育った鈴木大拙師は
子供にこんな智恵を伝えていますよ。
大拙先生の “ わしがいう貧乏主義 ”
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ものが豊かになれば心は貧しくなってゆく。
生活にはお金がいるけれど、お金でもオモチャでも
少しだけ必要なだけ持つがよい。
というのも、欲しいものを買ってもらっても
後から後から欲しいものが出てくるからだ。
それはきりのない欲ばりの心でしんどくなる。
それで、少しだけ持っておるほうが
心が軽くなりきれいになるわけだ。
軽いとよく進むのだよ
もしお金がたくさん持つことが出来たら
他の人のためになるように使うことをお勧めする。
∞∞∞
貨幣経済中心の今
大拙博士の智恵はめだちはせずとも
爽やかな輝きをもちながら
マルコの心にしみ込んでゆくのです。
そして 、“ なにが(人の)よかれ ” かの夢は
それぞれの人となりを表すから、
ここ十五年来の大きな課題であるのです。