白竹
金沢へ住まいを移したからか
よく分からないが、新鮮に啓発される。
今までのつき合いを清算したことも大きいだろう。
先頃、母上を見舞いに神戸を訪問したので、
阪神間で昔の友人達とお別れ会をした。
食うのが趣味の人達なのでビュッフェで会った。
これより庶民的だった
残念なことにほとんどが以前とおなじ反応で
話す内容も昔のことを懐かしげな目をしながら
くり返すだけだった。
対話も定型語が行き交うだけでなんとなくちぐはぐ
きっと吾が老いの衰退なのだろう
色々な面談で、ひときわこころに新鮮だったのは、
大阪で中国人の若い友人と会ったときだった。
マルコ「おたくベジタリアンだから会って食事するとき大変やろうなぁ」
Kさん 「いいえ、わたくしは全く気にしなくて、相手さんがきにします」
マ 「ん?」
K 「人に会いに行ったり縁を持とうとする時は食事が目当てでは
ありま せん。
日本の会合では高い会費を払って飲食することが多いのですが、
私は気に入ったものを少し食べるだけです。お酒も飲みません。
家を出るときに飲み物を飲んでから出かけます」
マ 「そのとおりやね」
ふむふむ!
K 「せっかく支払ったのに会費がもったいない!といわれますけど・・・
いいえ、いろんなことを教えてもらえ、人との縁ができれば
それで十分です」
マ 「賛成、マルコもそう思う。 そうやけど、欲ばりだから
ついつい沢山食べるなぁ あぁ・・あ」
実はマルコもかってはこう考えていた。
“ 人と歓談するに豪華な食事はいらぬ。
クッキー2枚とお茶で十分 ”
しかし、周りの常識に流されてしまい、
いわれたとおりに落ちぶれていた。
さて、 伝統根づく金沢
--- 髪も白多いマルコが 家に招く時、
まあお茶でも一杯いかが?と気軽にゆうて
作った干柿でも出して
あたたかくこころのかよう歓談が一番のお・も・て・な・し ---
これからこれでゆこう!!