** まとまり悪いですがご容赦を **
ハ.微細投資家の生き残り
前掲での自社株買い流行は事業会社だけではない。
政府だって自分の発行した債務(国債という借金)を
政府自ら買ってるから似たようなもの。
だから「それまちがいなし!全員で渡ればすべてがHappy」
となっているのが現状だ。
ゆくすえ、歴史にどのような評価となるだろうか。
さて、事業会社が自己株式を吸い上げて減らすと
数字上では利益額が一定でも、一株利益は増加しPERは低くなる。
それを証券会社がもてはやす。
・・・しかし・・・・素朴に考えると
“あれ?・・・資本市場には流通株式数が減っている”
それは、昔の仕手株相場そのものだ。
仕手戦の場合、株数が少ないから急激に上がって、
買い手がいなくなると劇的な下げを呼ぶ。
流動性の少なさによるものだから諸刃の剣。
例を挙げると、今のパラジュームがそれだ。
アマゾン株価の推移 みごとな指数関数暴騰
米国株式市場なども、いずれそうなるだろう。
買ったはいいが、どう売り抜けるか???
その行き着くところ、以前に掲載した
<孫子の商法>が密かにはやると思う。
大株主による富の収奪ともいえる。
現代は色んなデリバティブでさまざまな戦略を組むことができる。
ありえないけど空想力を働かせ、マルコに財力があるとしたならば、
『ハイリターン/ほとんどリスクなしの巨利トレード戦略』を実行するだろうな。
時節を見計らってね。
それは、『孫さんの手法』だ。
2019年2月25日掲載 (孫さんとカラーオプションから)参照
沢山あるなかの一シナリオは
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思いもかけず再上昇で酔わせて、新たな悦楽買いを誘う
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そろそろ買い手もいなくなった(凪)
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大株主や売り抜けたい機関投資家はオプションのcallを売り始める
↓
オプションのputを買い占める
↓
業績の陰りが見え出す時を狙い、手持ち株の売をかける
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callのプレミアムとput上昇で稼いで、株式を手放し終える。
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高値を買ついた個人と事業会社には評価損だらけの株がのこる。
★ 一ゲームおしまい
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「株主の要求にどれだけ応えるか」の指標がROE革命だ。
利益や配当拡大のため他のコストである賃金、材料費、請負費等は切り詰めさせた。あとは
大株主は虎視眈々と微弱投資家と事業会社から
富の収奪をあれこれ考えているだろう。
こうした可能性も見越して、すべての人はいつか来る
金融崩壊に備えなくてはならない。
崩壊の影響を受けないように諸条件を整えるのが入り口。
これは人それぞれで多彩、Jロジャースが消え去る運命だと
仰せの暗号通貨も避難場所だと思うけどね。
二番は<孫子の商法>に乗っかる
三番は生活の固定費を常に抑えてシンプル生活を楽しむ
口で言うのは簡単だけれど実行は難しいなぁ・・・・
さてさて、わたしら人間の集団幻想の行く末はどんな結末になるのか
今世紀最大の歴史記述になるかもしれない。
ニ.協働収益分配と生き金遣い
現実経済規模にくらべて、金融規模はとてつもなく巨大だから
おそらく数と論理で頭脳中の幻世界へ深入りしすぎていると直感する。
経済は経国済民ですから生活実感があるはず。
生活実感がなく偏ったROE世界から逃れ出て、どうするかを少しだけ触れる。
マルコの方針
イ.荒波をかわす=保全
変動を取るリスク資産への投資は若い時のもの。
予想寿命ー(年令+10)%の配分とする
40才の人なら百才人生として50%だけにする
ロ.協力して収益を分かち合うことを原則にする
1500年ほど前でしょうか、日本で裕福な人はもみ米を持たない農民に貸しあたえた。
農民は借りた分にお礼をつけたして返した。
これが利息の起源だという人がいる。
この場合、貸した人の好意が借りた人の頑張りという生産活動に花開いて
両者共に喜んだ状態だ。健全だと思う。
金の貸し借りになると事情が違ってしまう。
ともすると借りる人に遊びや飲み食いなどの目先の消費欲の動機がひそむ。
中には一攫千金を期して賭博・投機をする御仁もいる。
この非生産の時に限って、うまく行かず借財は膨れてゆく。
だから特に非生産への貸し借りはまずしてはならない。
レバレッジもこれに準じるから、マルコは深く反省している
いまの非生産の賭博マーケットはあの手この手で人をいざなうからね。
一文銭でも投げて裏か表かで賭博すると、胴元は儲からない。
あたかも努力で一攫千金できそうだと夢見させ、
麻薬調味料をふりかけるのがマーケットだ。
数字の変動予想戦ではゼロないしはマイナスサムの場。
情報に疎い零細投資家が最終負ける。破綻と怨みが残る。
保全というと古老が言うとおり
「若衆よ、やらんこっちゃ!」である。
数字の変動を取るマーケットから抜け出ることが保全だ。
アジアを旅していると、イスラム教徒の敬虔さに頭が下がる。
若い人がコーランを朗々と唱えるその目は澄んでいた。
彼らの智恵の一つがイスラム金融。
利息は取ってはならないのが決まりだ。
ただ、みんなで協力して事業を行って、
得た利益を分かち合あうのは勧めている。
例え資本主義であってもこれはもっとも単純で穏やか。
欲は程々、腹八分目にという智恵の具現だろう。
もしも富が入った人ならば、次に
どのように生き金遣いするかの難題がある。
これは人の品性が出るからだ。
マルコは可能性も余時間もほとんどないけれど
もし富が手に入ったら千年構想の種まきに遣いますよ。
それが人生の大喜利になると嬉しいですね。
何でも自由