千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 マーケットの収奪師


アメリカという国の底力をヒシヒシと感じている。

 

その国の投資家に人気だった “マーケットの魔術師” という本は
十回以上読んだが、身につかない。受けた教育が違うこともある。

 

現代の市場は戦場だから、余程装備してないと
コテンパにやられる。すでにマルコはデリバティブ
下落方向へ収益ポジションを取っているからやられている。
      三十六計逃げ・・・・・だ

 

  

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      三尊などお構いなしに再び騰げる

 

 

巧みにマーケット魔術を使っておびき寄せるその米国戦略は
誰も明かさないのでマルコ流の変人理解をしてみた。

  ☆☆☆


個人消費GDPの約7割を占める米国経済では、
個人消費の拡大がGDPを押し上げる効果は大きい。

また、日欧とは違って金融資産の半分は株式保有だそうだ。

 

そこら辺をよくわきまえているトランプはんは
おきまりの恫喝で、米国への資金雪崩こみを謀っている。

 

最終的に外国から富の収奪をして覇権国力を維持するのだろう。


まさに、孫子の兵法にもある
     上兵は謀を伐つ
を演技はなはだしくニンマリやっているように見える。


手始めに
外国に滞留していた現金を、飴をぶら下げて国内還流させる

ほとんどが、自社株買いに費やされ

株価がどんどん上がって、企業は株主ご満悦に一安心

人々の金融資産は評価益が出る

消費に惜しみなく金をつぎ込む

輸入に関税をかけて、政府は増収、国民は消費を急ぐ

中国と違って輸出入と関係なく景気が上向く

理想的循環だ!と不景気でもないのにFRBを脅して金利下げを催促

ROE革命した株は期待で上昇

庶民は浮かれ消費が増える

企業も潤ってお互いさま景気が維持、株価は高値維持

そのうちあの手この手で外国投資家に飛びつきガイをさせる

大株主は、孫子の商法の一つカラー取引して高値で売り抜け暴落させる

大手企業と金融大資本が莫大な利益を手にして幕を閉じる

ボロボロになった国外勢は高値掴みの株式を手に、巨額の負債だけをおう


単純にいうと、金融マーケットを利用した富収奪作戦だ。

  ☆☆☆

 

 

マルコなんぞより、格段はかりごとに長けた連中は、もっともっと
壮大なことを準備しているに違いない。

 

私たち庶民はそれを見抜くには余りに情報が少ないけれど、
懐疑の眼で権力者達を見なければ、悲惨を味わう。

 

世の中の仕組みが次々変わるため、
準備はこれがいいとは決していえないけれど、
様々なシナリオに対して守りは堅くしておきたい。

 

 

     小兵は謀を知り堅に守る