千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 お札 (ふだ) の願い :金沢


金沢で一番古い神社は、観光地の名所にあるので
参拝の人でごった返す。

 

この石浦神社のキャラクターは『きまちゃん』
物事をよい方へ決めるので、きまちゃん。

 

   

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その丸形や五角形のおふだがきれいな色なので、
何気なくみていたら、願いごとをよそ行きの字で
書き留めている。本気さが感じられる。

 

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大多数の文面は、
「素敵な人と出会えますように」
「優しくて大事にしてくれる人と結婚できますように」
「健康で、楽しく、幸せになれますように」
と数々とぶら下がって強風になびいている。

 

神さん汗水垂らしてお疲れださんだろうになぁ

 

なかで、目を引いたのは
「○谷と、△田とが百年幸せで続きますように」だ。

たぶん男がつるしたんだろう。
神さんも目をとめるにちがいない。

 

後で聞いたら、縁結びのご利益抜群だとかで、
若い女がつめかけてる。

 

とても時事的なのは、香港人だろうか
「天佑、香港、加油Jiayou」と恋愛成就の札に書き留めている。

たぶん、さあさあ神様のご加護が香港にありますように!
との願いだろう。

 

マルコなら何を書くのだろうか??

あんたならどう願うのかいなぁ。

 

そうそう、ここに来たのはある尊者が野宿行脚に行くので、
足形のお守り<蘇民将来健脚祈願札*>を手に入れるためだ。

 

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行基上人がここに来て、脚を水が涸れないという池につけたら、
疲れ切った脚がみるみる元気に戻ったといういわれがあるそうな。

 

健康になれるとか、マラソンやサッカーなどの足を使う試合の
必勝祈願にもご利益があるという。

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老化はあんよから来るらしい、
次回は脚を浸しにこよう。


蘇民将来とは
旅の神さんの所望で泊めた蘇民将来が災いを逃れたという昔からの信仰