千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 千年構想の道   <すこし難>    養眞-23

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生きる意味は人それぞれだ。

父からマルコへの遺言は「養眞を生きよ」だ

だから戒を“養眞”としている。

 

すべてをなすときそれぞれの戒を心する
これが、よく生きるための処方である。

千年構想もそれに沿っている。


さて、台湾行きと千年構想の関連はこうだ。

 

マズローAbraham Harold Maslowは、欲求と成長を
次の段階に分けた。

1.生理的欲求(physiological need)
2.安全の欲求(safety need)
3.所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
4.承認の欲求(esteem)
5.自己実現の欲求(self actualization)

一つが満たされると、次の次元にゆく。

 

自己実現というのは、本来の自分を発見するという
仏教の高度な境地と重なり合っており、
自分のしたいことを実現するのではない。
    (脚注A)

 

 

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         マズロー欲求五段階

年を経てマズローは更に上の段階、
自己超越(self-transcendence)を観究した。
    (脚注B)

 

その段階に至ったのは鈴木大拙であり、ガンジーであり、
星雲大師、イエス ブッダなどの尊師である。


マルコのため息が出る感慨のひとつ

   ☆なんとこの世の智慧の高みは限りないことか

を分かって下さると嬉しい。
マルコは富士山一合目・・・

 

自己実現とか自己超越は、
知識ではなく言葉で学べないものだ。

 

実行、修行或いは精進を積み重ねて、
苦労の末にたどり着く境地である。
だから机の前に座っていては無駄な時間になる。

 

普通の日常すべての諸事をこなすなかに鍛錬がある。

 

マルコの場合、前に記事したとおり、
この世で父母、親戚、社会のお蔭で大学までいけた。
だから日常の行動を単に自分磨きとするだけではなく、
何か後進にお蔭になるよかれを残しておきたい。

 

それが千年構想の種まきしようという大風呂敷であり、
その道すがらの鍛錬が養眞の磨きをする一番の方策だ 
となったのだ。

 

励みの精進が千年構想をより磨くだろうし、
それによってまたマルコ自身の潜在能力の開発になる
という整合になる。

 

父からの遺産の一つ
  することのある充実と
  することのない平安
のバランスと整合した一体化がこれにあたる。


充実は構想の種まき
平安は境地のレベルアップである。

台湾への道は両方が融けあった旅となるだろう

 

 

    ☆
脚注:
A 特徴を少し抜き出してみると
 1. 現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
 2. 自己、他者、自然に対する受容
 5. プライバシーの欲求からの超越
 8. 至高なものに触れる神秘的体験がある
 10.対人関係において心が広くて深い
 14.創造性

B その特徴の一部を取り上げると
 2. 「在ること」(Being)のレベルにおいて生きている
 4. 落ち着いていて、瞑想的な認知をする
 6. 他者の不幸に憐悲を抱く=慈悲
 7. 創造的である
 10.多視点的な思考ができる=柔軟
 11.外見は普通である(very normal on the outside)
       などだ

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          父宅の睡蓮