千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 みくじ抄経   :高雄仏光山寺/台湾


佛陀記念館の人に是非いってこいといわれて
三階の大佛前にある抄経堂へむかった。

 

時間が余りないので、短い時間で出来る
お神籤を引いてそのご託宣を抄経(なぞる)した。

 

引いたのは二番目、


 ☆

珍惜福報才會更有福報
cherishing the blessings will bring about more blessings,
珍惜因縁才會更具因縁
cherishing the conditions will bring about more favorlale conditions.

 ☆

 

多くの人に聞いて内容は大体こういうことだ。

 

 ☆

今ある恵みや幸せを大切にしよう。そうすると福が寄り集まる力となるだろう

善い種とそれを現実化させる条件を大切にしてととのえよう。
すると更に善いきっかけと人々の助けや回りの諸条件を揃える力となるのだよ

 ☆

 

福報とは好い報い
因縁とは原因とそれを発現させる条件

 

大切にと言うのは、その意味を深く理解する智慧がいる。
有効になるよう使うと善い循環になるが、贅沢酒色におぼれての浪費、
人々の害になる遣い方、間違った使用はだめだよということ。

 

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今までをじっくり振り返ってみると
なんと無駄遣いと、せいてせっかく出たか弱い芽を駄目にしていたことか。

 

一言でいったら
「何と無駄あがきばかりしてきたのか」

 

まずは自分の命と、文句も言わず支えてくれた
数兆の体の細胞達に詫びと礼をいいたくなった。

 

福報の深遠な意味を腑に落とし、因縁を見極める澄んだ目を持とう

抄経していると、なんと澄んだ心地になることか