世界は巡る 人は世界人
真に正しい世の真理は、心地よい詩のようである。
たとえばこういうことだ
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不思議なつながり
ときどきのめぐりあわせを縁とひとはいう
花は朝咲く
縁がつどって咲き
葉は夕散る
縁がつどって散る
ひとり咲き
ひとり散りはせぬ
縁によって咲き、縁によって散るのだから
どんなものもみなうつり変わる
ひとりで唯、あるものも
つねにとどまるものも
ありえない
すべてのものが縁によってうまれ
縁によってなくなるのは永遠不変の真理
だからうつり変わり
つねにとどまらないということは
天地のあいだを支配するまことの真理なのだ
これだけは永遠に変わらない
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だから、
〔 花蓮の蜜蜂が、かすかに羽ばたくと世界が変わる 〕
はまことである
人が気づくかどうかは別にして
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おさかな
海の魚(さかな)はかわいそう。
お米は人につくられる
牛は牧場で飼(か)われてる
鯉(こい)もお池で麩(ふ)を貰(もら)う
けれども海のおさかなは
なんにも世話にならないし
いたずら一つしないのに
こうして私(わたし)に食べられる
ほんとに魚はかわいそう
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魚座のマルコの目に涙
涙一滴、世界がかわる
雪のひとひら、世界が変わる
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☆縁
物事の原因を結果として顕れださせる、多くの条件をいう。
それが相互に関係しあって千変万化の現象がおきる
その不思議さを妙なるという