千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 創造の気づき<茶禅一味>   :高雄仏光山寺/台湾

 

ここ佛光山寺の雰囲気は“育み”

慈しみで育む


人はもちろん、草木も生き物たちにもそうだ。
だからある法師がいっていた
 「日本から8年間通っている人は、極楽だといいます」


マルコのかたくなで、垢だらけの心を
ほのぼのと解かしてくれ、枠組みを取り払って
創造の楽園にゆけそうなのである。

 

創造を積み上げるのがこの山のモットーだ。

この山に縁を繋いでくれたKさんはいう。
  「文化の交流を重んじている」と

だから、日本の野点箱を持っていった。
  茶の湯に日本文化が凝縮している

 

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インターネットで好みの里である八女の抹茶を仕入れた。
そしてマルコ流の茶箱にしたて、
干菓子を入れる振り出しも揃える。

振り出しには金平糖を探して入れたが、
大きすぎて振っても詰まって出てこない。
仕方ないから、水で溶かし出した。


無いだろうとみていた小ぶりの金平糖
近くのスーパーでを見つけた。店員の勧めで
マルコ流にチョコとラムネ菓子も加えてみた。

ごく日常的に食べる小ぶりの饅頭と
台湾にはないだろう最中もリュックに詰め台湾に着いた。

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さて、広大な佛光山寺で抹茶会は
ちょいと珍しがられて、合計五回開いた。

四回目には記者がついてきて、取材も受けた。

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先頃、facebookに公開されている。

本当は星雲大師に献上野点をしたかったが、
脳梗塞のご病気もあり、叶わなかった。

それに、せっかく持ってきた好みの青磁の茶碗は
初回の準備中に落として割れた。

畳ならそんな事はないけれど、狭いテーブルだし
触れたらすぐに落ち、下はタイルばりだから注意がいる。

じゃあ!ということでここの人は、
自分のご飯を食べるときの椀なんかを
あれこれ持って見せてくれる。

奇妙きてれつというより、なんとも愉快げ♪に茶碗が
凸凹立ち並ぶのに、マルコは満足した。
     Oh! 柔軟な

利休さんは大喜びだ 
  “あるもので、お茶を点てなされ”の勧めだから

ここは台湾、三回目の時に“あるモノ使い”にしていると
「郷に入りては郷に従え」と台湾人がスマホで日本語に訳してくれ
みんなで笑い(^0^)会った。

 

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五回目はルンビニ園で、覺是法師と野点をした。
ルンビニ園はゴータマ・シダルタが誕生した場所の名前だ。

この頃になると台湾式抹茶会になっている。
十人分ほどを点ててふるまい、たまたま散歩の
親子連れ信徒も一緒に加わった。
一人の小学生の子は、日本にいたとき抹茶を飲んだようで、
いい手つきで味わっていた。

この抹茶が拒否反応なしに受け入れられ、珍しがられている。

やわらかな台湾流抹茶作法を開発しよう。

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茶禅サイト:
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