千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 まあまあ お茶でも バオロック/ベトナム

 
異国でふとした触れあいのうちに
「ま、入いんなさい」
といわれて、家の中に招き入れられる

 

そこで、地元のおちゃがでてくる
時にはおちゃけもでてくる

 

これはとても楽しみだ

   ***

旧正月ってどんな具合だろうか?
マルコの探求心求道心で、ベトナムに行った

 

混み合っていて交通や宿泊予約できず、
しかたなく田舎のバオロックで足止めされた。

 

    f:id:Mtatibana:20200216195503j:plain

             朝靄

 

ところが降って湧いたようなお年玉が来た。

 

      f:id:Mtatibana:20200216195648j:plain

         マルコ屠蘇

 

旧正月に散歩中ごく普通の民家の前を歩いていると
家の主人が「まあl、はいんなさい」と案内してくれた。

 

    f:id:Mtatibana:20200216195746j:plain

           新年おめでとう

 

医院があったのでその大きな家を覗いてみた。
水やりしていたお医者が「まあ、中へ」と招いてくれ
ビールとツマミで歓待してくれた。

 

    f:id:Mtatibana:20200216195841j:plain

             春節おめでとう お医者様  

 

 

道を歩いていると、後ろから来た四人の若者達に呼び止められて
「お正月お目でとー!!!」と楽しげにお年玉をくれた。
この年でお年玉を頂くと感激そのもの!

その後、婆ちゃまの所へ一緒に行こうと誘われて
十人ほどの親類が集まった正月宴会に参加。
地元の料理と蜂酒で大いに盛り上がった。

 

 

 

    f:id:Mtatibana:20200216195943j:plain

          おばあちゃんを囲んで

大体、南に行くほど まあお茶でも飲んでゆきなはれと
旅行く人を歓待してくれる

 

マルコも見習いたいなぁ

 

   ***

 

金沢では、大雪の時ある郵便局に飛び込んで暖を取っていた

すると、「お茶が入りました」と職員が湯気たつお茶を
しずしず運んでくれた。


その温かなお茶はわすれない。

 


ベトナム銘茶は蓮茶の慈しみ深い茶   

中国銘茶は白茶、品ある香りと味 

玉露は緑、皐月の緑の味わい

抹茶は泡山の薄緑が美しい新緑を彷彿とさせる

ジンジャーティーはマルコの目覚まし茶
モロッコへ行ったらアッツァイを味わいたい

 

 

      f:id:Mtatibana:20200216200040j:plain

          最初は驚いたが、今では好きなベトナムコーヒー

    

どんな場所でも高級茶はそれでよし、
異国で供されるお茶は個性的な味わいのなかに
人々の素朴な行為がのっかていて、
ため息が出るほど味わい深い

 

 

      f:id:Mtatibana:20200216200151j:plain

       これなに?   すいか、すいかよ

 

    f:id:Mtatibana:20200216200236j:plain

     これ薪焼き フランスパン  なんと焼きたて5円  10本食べたなぁ

 

参考:

アッツァイ茶

Le premier verre est aussi amer que la vie,
le deuxieme est aussi fort que l'amour,
le troisieme est aussi doux que la mort.

一番煎じは苦いこと人生の如く
二番煎じは強いこと愛の如し
三番煎じは死の如く穏やかである  ・・・