千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

休憩室:最後でもいいなぁ!素晴らしい宴

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        ラスト:やえむぐら



急冷だ、暑さの後だけに一際寒い 秋の豊穣神よこんにちは

 

朝早く友からふっくらした見事な丹波黒枝豆が届いた。 
個室に入っている8時半頃で郵便屋さんを待たせたな。
独り身には恐れ多いできなので三つに分けた。

 

自治会長さんおはよう、黒枝豆どうぞ、焼酎のおつまみにもってこい」
小豆を茹でているときだったが、袋の中身を見て嬉しそうに
「オオ・マルコ、あんやと」

 

すぐ近くの大家さんの所にも黒枝豆を届けた。
「 じい様、届いたばかりの丹波黒豆、どうぞ味わいを」
大雪でつるはしを持って雪かきをした時腰を痛めたじい様は
近頃足元不自由になって四足の杖をつきつき出てきた。

 

「マルコこないだは北海道土産うまかった。
オヤ丹波豆さん!珍しいものあんやとぅ」
吾が亡き父上の10歳年下だが耳が大層大きく、
そのせいかよく聞こえ目も頭もしっかりしている。

 

昔のおもろい話をあれこれしてくれた後のたまわく
「歳はとりとうないなぁ」 マルコは深く頷いた。

 

 

マルコが花壇のニンジンを抜いて洗っていると
朝釣りに行った知り合いが刺身を持ってきてくれた。

 

二種類で一つはあこう=キジハタ、もう一つは

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金目=チカメキントキという魚らしい

綺麗な短冊にしてある。

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 ともが研いだよく切れる刺身包丁でスイスイと切っての昼ご飯はごちそうだ。
これも頂いた大きなあきあかりのじゃがいもで作った芋団子、
到着の黒枝豆、プランターと太陽が作ってくれた新鮮なわさび菜、
コロコロ転がっていた梅で作った梅酒、それにとれとれの刺身

 

竹林を眺めつつの楽しい宴が始まった。
 ウイィ~~

 

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