千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

波打つ大地 時事

     



すっかり忘れていた二十八年前が蘇る

 

Lineで神戸の人が「今日はあの時と同じ寒い朝です 」
とのメッセーシ

「友達に助けていただき今が有ります」と添えられていた

 

部屋中ガラス破片の中脱出を図り
周りの倒壊を見て恐ろしくなった

一階二階が押しつぶされたマンション群

寝るときはヘルメットをかぶって眠った

 

どれだけ多くの人が惨禍に苦しんだことか
マルコは肝臓病が悪化した

 

人々の好意で食べものが届き、水は風呂と前の清流で賄い、
今に至っている。