千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

素暮・素食

素うどんは味わい深い


昔は白米だけで本物のごちそうだった
 司馬遼太郎の小説にも出てくる

 

秋山好古(よしふる)は茶碗を一つしか持たなかった。
 その好古が、久しぶりに会った弟と夕食を摂る

飯代わりに酒を飲む兄・好古と、酒を飲まない弟・真之(さねゆき)。
粗食家の名に恥じず、副食物はたくあんだけだ。
  「兄さん食事はどうしようか?」と弟が聞くと
  「まず、お前が食べろ」と茶碗でご飯を食べる。
弟が食べ終わったところで、その茶碗に好古はお酒を注ぎ一杯のむ。
飲み終わると「茶碗があいたぞ」と弟に渡すとまた弟はご飯を食べる・・・

 

 

秋山好古陸軍大将で松山出身、騎兵団で世界最強といわれたロシアのコサック騎兵団を破ったことで有名。弟の秋山真之は海軍で日本海海戦で大活躍。

 

「人生や国家を複雑に考えてゆくことも大事だが、それは他人にまかせる。
それをせねばならぬ天分や職分をもったひとがあるだろう。
おれはそういう世界におらず、すでに軍人の道をえらんでしまっている。
軍人というのは、おのれと兵を強くしていざ戦いの場合、この国家を敵国に勝たしめるのが職分だ」負ければ軍人ではないと、好古はいう。

 

マルコは暮らしでいう
  素ご飯はなんと旨いことか
  素パスタ
  素パン
  素おこみ焼
  素クレープ
  素ケーキ
  素茶
  素コーヒー
  素卵
  素サラダ
      調味料のゴテゴテ虚飾、いらない
      今の世の中と同じ、虚飾はいずれ剥がれる

 

        



 

おまけです    あるブログから
「仕事の整理については、がんばれ社長「些事を見抜く」でも河井継之助の「些事でござる」という言葉を引きながら取り上げられていました。
「些事サジでござる」とは、そんな小さなことに時間を浪費したくないという気持ちを表す便利なことばだ。
些事ではない事、つまり大切なことがあるからこそ、ささいな事に対しては、「些事でござる」と即答できる。

秋山好古河井継之助も常識人という枠から逸脱している面が否めませんが、だからこそ突出した成果を生み出せているということは言えるでしょう。
そのためには、日頃から何が些事で、何は些事でないのかを整理しておきたいもの。