千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 来る道、行く道  <めでたさの外れに>

 

まだ、記入法が分からないけれど、とりあえず・・

母から年賀状が来た

年を追うごとに、字は乱れゆく

“旧年中はお世話になりました”に
年を追うや、“とても”が付き、
この度は“大変”が付いた上に・・・

“今年もよろしくお願いします”と。

私が幼い時はどうだった?
父上にも、母上にも、そんな礼やお願いをしたことがない。

おのれ独りで大きくなったごとくに。

だから、母は母上。


想うにその、深まる老いの心細さ、
いかにせん

 

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