渡り鳥がゆく < ステーキを売るな :ベトナム ホーチミン >
部屋に西洋のお人が大勢入ってきた
男達は肉付き素晴らしく、
女達は脂付き素晴らしかった。
中国の若者と顔をみあわせた。
女達のしゃべり声のけたたましいことと。
若者は出て行った
マルコは耳栓をした
しゃべり足らない娘達は、スマホで母国と無料通話してる。
その音圧は、バイクの洪水とおんなしだ。
“今何時? 5時半、そうか・・・”そこで
やにわ、バンミーをゴソゴソいわせて、
できるだけため息をついて食べ始めた。
バンミー ベトナムサンドイッチ
匂いが部屋に広がる
おや、長電話が終わった
娘達は連れだって外出した。
古典マーケッティング
「ステーキを売るな、
シズル (ジュージューいう音) を売れ!」
役に立つなぁ
三時間後、アルコールの入った女達は
更に甲高い騒音をばらまいた。
中国の若者の方が適切だったなぁ
しかし、
アジアの若者はマナーが良い