千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 マルコのトリ友

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早朝の散歩どきは、挨拶に忙しい

春先には小川で鴨やら背黒セキレイが朝食をしている
おはよー   彼らがこっちを向く

 

閑かさに沈む町に、
ウグイスが朗々と朝を告げる
カッコー声が心地よく響く
東南アジアでのにわとりに代わって

 

竹林ではスズメがにぎやかにさえずるし
女鳥を追いかける鳥たちが楽しげにさえずる

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陽が高まると、やさしい面持ちのキジバト
こっちをじっと見上げている

 

カラスも友達
竹の林で筍の間を見回って
「大きくなったな」と尾羽ふりふりに笑う
竹林へ遊びにはいると、近くまで歩いてくる

 

ときたま尾長鳥か、雉ぐらいの大きさの鳥もくるし
タカのような引き締まった鳥も網屏の上で休んでいる。

 

愛らしいモズもベランダにとまる
きのうは雀たちもベランダで遊んでいた。

 

友はいった
「ベランダに出たらゴキブリが飛んできた!」
それを追い回して一時間ほど大騒ぎだとか

ま、平和なこっちゃなぁ
夏にはカブト虫やらカミキリが訪れる

 

 

橙いろしたくちばしの渡鳥も集団でついばむ
五月初旬コロナ騒ぎの中、ツバメ君がはるばる飛んできた

 

夕方になると蝶のようにひらひらネズミが飛ぶ。
ほ乳類のくせに音もなく飛ぶのはたいしたものだ。
一体どこらで冬眠してたのかな
コロナを運ぶとかいってたな

 

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            ひょい

 

渡り鳥マルコは羽休めさせられているが
ベランダ前で生き生きと飛んでる生き物に
慰められている

 

 

 

 千年構想来歴書六 完成


やっと半年遅れの来歴書を完成させた。

 

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§ 以下はやりのQ&A

 

Q 来歴書?なんやそりゃ?
マルコ:営利企業は年次報告書アヌアルレポートを数字羅列で報告します。
   吾が同志は、よきこと(長期プロジェクト)を探しもとめての
   年間いかなる歩みを進めたかを来歴書に残します。

 

Q 得にならんことしてアホやない?
マルコ:アホの集まりです、千年経っても続くには損得なし

 

Q 儲からんことしてどないするん? アホラシ
マルコ:ゆっくり歩みを進めるその道すがら、
   輝く智恵や不思議な魔法、
   アラジンのランプが発見できるんです。
   これをプロセスセンタードと名づけてます。
   おてんとさんだけが見てるしぃ

 

Q 理解に苦しむ
マルコ:損得計算好きな人には、ほら先には何億という金が
   降りそそぐ打出の小槌が顕れるかもね
   マルコが生きているか分からんが、少なくとも若い人々は
   拾ってコンコン振りゃいい世界が待っているよ、どうでもいいけど
Q どこ?どこ?みえん 

 

Q それは道楽の一種?
マルコ:さよです。英語で言うと何事もかっこよくきこえるので
   ライフワーク

 

この書ご希望の方はどうぞ

 

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          25年前の甥っ子がくれた種がいまも咲く

 

 大国の威厳どこへ  <時事>

<予約記事と重なりました>

 


また火の粉が舞い上がりそう・・・

「米、ドルで中国締め付け 香港巡り8つ金融制裁検討」

 

マルコは政治には口を挟むいとまなしやけどね、
“まさか”の種がつぎつぎと蒔かれだしたんです

 

恫喝(ドウカツ)と自己陶酔商売人大統領と、
したたかな我が道中国のお歴々とがやりあってる

 

第五世代の技術で後れをとる米は何かにつけて
いちゃもんをつけて揺さぶってますわいなぁ


大陸の巨大民族は百年の計を持つから、
ちっさな島国のわしらの理解を超えまする


昔から、何とかの犬はキャンキャン吠えるもんですわ
それを聞いたマスメディアが大変だと追従しまんなぁ
それを小耳にはさんで、老いマルコはブルッて震える

 

基軸通貨の強みをフルに活かすつもりの上記法案も
中国どんは切り札もってはる。手持ち世界一の米国債
売られたら米国はん、ひとたまりもないやおまへんか
世界中は大混乱、体力のない国々で暴動分裂、
燎原の火となりますやろな  あ~ぁ

 

これからもコロナみたいな火の粉やら種が蒔かれますやろ
それが突如変な所に芽を出す、くすぶる
火あそび好みは女だけにしもうて、政治をおもちゃは困ります

基軸通貨から閉め出されたら中国どんも困ろうものの、
元(ゲン)のデジタル通貨実験をロケット加速させますやろ。
万が一これがコロナ広まりしたら米はん一体どうしますねん?

主席どん、大統領はん、わしら巻き込まんといてぇな


mini國をいたわるんが大国というもんや

 

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老いの慟哭-5    老いと幕引きみごとに  <善逝>

 

            

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                                              美しい睡蓮もつぼむ

 


                     ほどほどがようおます!

               誰が云ったか、これは全てのことに当てはまる


もてないのも困るけど、もてすぎても困る・・・友と話したら
友「一度でいいから、超美人にもてたい!」と笑っていた
マ「美人なんか大体が性ワル、わがまま。難儀やでぇ」
友「かまへん、三日で飽きてもいい!」

 

 

さても古来、長寿を願って皇帝は配下を海を渡らせて長寿薬を探させた。
蜜柑もその一つ、橘マルコの名字は蜜柑のこと、長寿の薬で菓子の元流。
内裏の右近の橘は縁起がいい木として植えられている。

 

マルコが三十代半ば、倒れて入院し息を吹き返したときだった。
同室の頑健なじいさんがしょっちゅう来て挨拶替わりにため息をつく
ジ「わしな、はよう死にたい!」
マ「どうしてですやろ?」
ジ「若いときから女だましたり、悪いことぎょうさんしたから
  こんなんになりましてん」
体中、皮膚病でボロボロなのだ。なんだか、2500年前の阿闍世王のようだ。
ひどい便秘で、定期的に屈強な看護婦が尻から掻き出す匂いが漂っていた。

爺さま、よろよろすり足で地獄の道を歩いていた。


もうかなり経ってしまったが、友人から電話があった
「I君、突然死んだ!」 マ「え!・・・・」
「銅版画を制作に行く途中の道で倒れて死んだ」
マ「みごとな、求めても得られぬ善逝!」と喝采を送った
老いの苦を味わうことなく惜しまれて幕引きできたのだ。


マルコはベトナムやマレーシアで田舎にしょっちゅう行く。
そこでは高齢者は生き物としてごく自然な老いを受け入れている。

 

マレーシアので世界最古の原生林ジャングルKuala Tahanで
高齢者が家の土間にカヤを吊してひょうひょうと寝転んでいた。
夜中には虎の咆吼が響いていた。 

 

ベトナムの片田舎Cu Chiで村をのんびり歩いていたら、
娘さんに付き添われたよぼよぼの歯抜けのばあさまがいた。

村の銀座通りに綿菓子を売っていたので、二つ手に入れて訪問した。
娘さんはどうぞどうぞと、ばあさまの部屋に案内してくれた。
なんと土間に質素なベッドがあるだけ。


日本語で「よう頑張りなすった、これ贈りもんです」
ばあさま「*?▼○」とフガフガつぶやく
ニコニコした娘さんもマルコも合掌していとました。

 

 

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                                           かあちゃん

英雄ホーチミンの誕生地Vinhでは、早朝に散歩していると
あるおじさんと立ち話した。そして家の中に招き入れてくれ歓待してくれた。
その人はそばの老母をいたわっていた。

 

友人のHuyのお父さんは、九十過ぎの爺さま用に毎朝ご飯を調えて運んでいた。
マルコがたびたび挨拶に行くと「将棋しようよ」と誘ってくれた爺さま。

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           Huyの父Locと爺さま

 


現代はあれこれやり過ぎて自縄自縛になっているように感じてしまう。
自分の生命力や健康に頼って生きるのが基本。


宝塚でマルコ母上より少し若い飯田のおばあちゃんは庭をきれいに手入れして、
いまでもしょっちゅうマルコに野菜をくれる。

 

「私は体を鍛えて、老人施設なんぞには決して入らない」と近所の
ケイの矜恃にも感心している。脳梗塞で歩くのもたどたどしいのに。

 

老人国ドイツでも色んな老人にあった。
-----------老いの過ごし方と幕の引き方の人それぞれを身近に見ている。

 

ただ時代は変わった 
今までの常識のハンドルを切らねばならないのだけど
ハンドルは重くてそのまま突っ走る。

 

金沢の高校生の弁論大会で女子生徒が優勝した。
死の選択を受け入れようと云う内容だった。
そこに光明を見たマルコだ。

 

こうした常識が定着するのに何百年もかかる 
常識の裏にある本質を観る事が本筋だけど
形だけ真似するのが娑婆というもの。

 

 長寿は不幸でもある、老いの苦しみの期間が
とてつも長いからだ。特に女の人だよ。

 

 感染症が減った、短期で死ねる病気をつぎつぎやっつけ追い出し、
転んで死ぬことすら出来なくなった。

友人は自然死がいいなぁというが、世間はそれさえ許してくれない。
病気や事故も溺れるのも自然死

 

 

マルコは海外で転んで頭を打って死のうと願っている。
カーンと脳みそが響いてね。
交通事故で死ぬのもいいなと思う、予行演習済みだから

 

みんな未経験のながい老いの道を躓きつつ進まねばならない。。
どんなに“老いの良さを見つける”工夫をしても、
現実はよぼよぼになって惚けて馬鹿にされるのだ。


        蕨野行(わらびのこう)

かって、茨木の知恵者に見せてもらったこの映画には、
私たち不幸な長寿者にとって示唆となる昔の智恵がふんだんにある映画だ。

 

マルコが学んだことは
・自分で食物が摂れなくなると死ぬのが天地の摂理
・子や孫のためにウサギ捕りに行って川で滑って爺は善逝
・雪の中温め合って、老人達が美しくも楽しい夢の中で凍死幕引きは善逝

そのほか長い目で見ての古者の智恵がふんだんにあったのだ。

 

   www.youtube.com             孤独な天使達
私たちを育んでくれた、回りの年老いた天使達は
いつも私たちのことを思って下さる。
その苦老が示唆する所を決して忘れることはない。

 

マルコもみずから老いを感じているから、それをただただ受け入れる
そして心ある友人達と幕引きの工夫をあれこれしている。
自分小説の締めくくりの演出だから。

 

長寿という宝物を手にしたら色あせて、
長寿に苦しむ時代がそこにある。

天地宇宙の摂理は、目先の人工的な対処を憐れんでいるだろう。


参考:

     蕨野行(わらびのこう)の映画

https://www.youtube.com/watch?v=npq7L4FqRFM

 

www.town.iide.yamagata.jp                                                                                    《完》

ぬきんでた眉毛


眉毛が一本抜きん出て伸び1.5センチになった。
猫並みになったと喜んでた。

 

大事に育てて見つめていたら5センチ 以上
6センチ近くにもなっている。

 

ときたま目に入ってこそばゆい。
どこまで伸びるのか楽しみにしている。

 

人は老化現象だと言うけれど
多分髪の毛への栄養が下の方へ降りていったのだろう。
困ったことでもある。

 

秘密だけど二の腕内側に4㎝のが一本ひっそりいる

 

 

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猫の眉毛は可愛い
マルコの眉毛はこそばゆい

 

 

老いの慟哭-4 迷い道 <悲嘆と妄想の闇へ>


  あなたはどんな幕引きを迎えたいでしょうか?
世間の定型文句は
   『故人は、皆に感謝して安らかな日々を送り・・・』です


かなり前ですが、品格に満ちた人の幕引きを記事して
讃えたことがあったと思います。

 

東洋紡の創設者の孫娘で、大手商社の岩井産業創設者の
子息に嫁いだ聡明な方でした。
その谷口氏や岩井氏と父上は同じ禅修行の仲間でした。

その高齢のご婦人は「美しく死にたい」と二十年間念じ続けていました。
社会活動に専心しているその人は、パーマをかけきれいにセットした翌朝、
テレビのチャンネルを変えようとしてコロリと息絶えたのでした。

お手伝いさんは「それはお美しいお顔でした」とため息をついたとのこと。
尾ひれがついていたとしても、この高貴なご老人を知っている全員が
「みごと!」と賞賛し喝采したのです。

 

それはそうとして、マルコの母上からは
一昨年まで年賀状が届いてました。
施設に入って間もない頃の五年前には元気な毛筆で
宛名書きもしっかりしておりました

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                         なかなか力強い!

一昨年は、最後の望みをしたためておられました。

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                 ウッ!

 

老い衰えとはこういうことなのでしょう

 

大体ご老人は迷惑かけまいとし小さくなってひっそりと日々を送ります。
その謙虚さをいいことに、つけあがった言動や、いじめのような仕打ち
果ては詐欺までする若い人が見られます。

逆に老いて頭と体の調和が取れず、暴力沙汰になることもあります。
どこも大変・・・まあいつの世も同じ“娑婆”ですね。

 


それはさておき、あるときに母上からこんなことを言われ
慰めの言葉も出ませんでした。

「マルコ、わたしねぇ、お皿をだしたりするから連れて帰ってね」
「めいわくにならないようにするから、家に帰らせてね」
そして果てには「マルコ、なんでもいうこと聞きますから」

 

無私の慈愛を注いでくれた方がなんという・・・・
そんな心もちにさせているマルコは天に慚じるのです

 

回りや老を金儲けにする世間と諍(あらが)っている内に
母上は妄想の門をくぐりました。


約束をかなえてもらえず絶望の中で、
ただ朽ちた木のように丸まってられる。

 

この一、二年は施設を訪問して、大好きだった肩もみをすると
「やめてぇ!」と手を払いのけます。
慈しみに満ちた言葉をいつもかけてくれた口は
への字にかたくなに閉じられ、拒絶になってしまいます。

 

目はただれて余り見えず、耳はほとんど聞こえません。
外部で何がどうなっているか分からない状態ですから、
分からん人にこづかれていると感じるのでしょう。

 

夜中ずっと歯ぎしりをして、「うるさい!だまれ!くさい!」と叫ばれます。
マルコに死ね死ね!と叫ぶことも増え、このような聞いたことのない言葉が
憎々しげに闇に響くのです。
眉間のしわも心の怒りといらだたしさを表しているのでしょう。

 

「こんなとこ、ろくでもない」と寝言を聞くと心いたみます。
ろくなことない処だとしても、老いの吹雪すさぶ中、温泉風呂に一旦入ったら、
あがることはまず無理なことでしょう。

 

気が狂われた日常でもほんのまれではありますが、
元の母上に戻る瞬間があります。

 

闇夜の暗がりの中で、思いもせず突然
「あんただれ?」とほっそり目を開けられたので
「マルコが母上に会いに来たんですよ」 と
わずかに聞こえる右耳5ミリの所ま近づけて低くゆっくりといいます

「そう!よう来てくれたわね」

数分というつかの間、母親と子供に戻り、「イイコねぇ」と
かっての面影もない手で頭をなでてくださる

 

それもつかの間、険しい顔になって妄想の苦闇へ向かうのです。
 
けれどこうした折、暗闇になれてみていると、
緊張をといた唇がかすかに動いて、歌がほのかにもれ聞こえました。

 

 

           www.youtube.com             <2600年前、慟哭に沈むマガダ国王王妃イダイケに授けた
         苦から逃れる最初の陽観法が後半にあります>

 

 

古来、賢人は


   

宇宙の絶対真理がある

「ここに、親は子を絶対に救いえず子も親を絶対に救えない
 三つの場合がある。 それは老いと病と死の襲いきた時である

子の苦しみは親が代わってやることはできぬ
親の老いを子がさし止める事も出来ない

父の老いゆくのを子はどのようにして
これに代わることができようか。

子供の病む姿のいじらしさに泣いても、
母はどうして代わって病むことができよう」


   

人も他の生き物もそうした宇宙の摂理につつまれているのでしょう。

 

無条件の慈愛を溢れる如くそそいでくれるものに対してさえ、
老いの“慟哭”を“歓喜”にすることは難儀なのです。

 

施設で多くのご老人と接し話しました。介護の悲惨さも聞きました。
また身近な老夫妻が、荒れた息子のために人生を破壊され地獄苦に沈んでいるのを
痛々しく見ました。ひとそれぞれ大変なことです。


こうしたことを数多く見ますと、ちっぽけな人間の老いの
どこいらに尊厳などあるのでしょうか

 

ただただ、世の偉大なる父上や母上達は

 

   息子よ娘達よ若者よ、これが老いですよ
  よぅくごらんよ !!  準備しなさいよ!!

 

と見えない言葉を投げかけているのでしょうね。

 

表みせ裏をもみせて散るもみじ なのでしょうか
私たちに最も大事な事々を伝えてくださる天使達です

 

 

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          朝ひらき 落ちて輝く 沙羅の花

 

イイコは“危険な所には”近づかない  :時事記事


★ ほとんど予約記事ですが、
 今回は今のトピック記事です ★

 

***

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    相当時間、マーケットから離れて、♪
    美味しいご飯の色々な工夫を見ていた。

 

とお~くから眺めていると
世界中の金融市場ではコロナ禍を吹っ飛ばすように
あれよあれよという間に劇的といえる上昇をみせた。

 

ところが先週からだけど、突然下落に入った。

買ったり売ったりする人々を横目に
マルコは「見てるだけ」の状況だ。
そして、今ますます現金比率を高めようと決めている。

世界を席巻するNY市場へ資金が集まって、
ナスダックなど史上最高値を更新した。 
     目をパチクリ・・・

 

ずっと前に、大底指標の一つである新聞一面の記事を述べた。
結果、大したことはなかった

  詳しくは記さないけど、どの新聞も断続的に
  数日記事になっただけだった

これは大底のサインにならない。

 

さて、現状   陰気な記事を載せるね。

 

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           日本 Topixに離れ小島が出た <一目均衡表>

 

またもや、きれいな離れ小島ができての下落モードになっている。

アメリカも日本もこんなに美しいアイランドリバーサルの出現って
めったにお目にかかれない。
   芸術的だなとため息が出る

 

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    米国 Sp500のアイランドリバーサルと マルコ売サイン 


そして、マルコが組んだテクニカルプログラムでは
先週半ば以降からつぎつぎと売りサインが出だして、
5指標とも「あんた、買ったらあきまへん」と
諭してくれている。

例えば、MACDの売りサイン、RSIとサイコロの
組合わせの売りサイン、大引三段抜足その他だ。

一目など雲の交差に向かって下落している
理屈ではない動物的勘では、いやぁ~な気配がする


ジョージソロスは危機が迫ると体に異変が起きたという。

 

マーケットに対峙するとき
マルコは「予想しない」という決まりを持ってる。

 

ただ、それよりもっと上位の決まりの
  「おっかない所にちかづかない」
を心して守っている、イイコになった。

 

千年構想の仲間から、
「マルコ、まだかいな?」と聞かれるけど、
マ「わたしゃなぁ、マーケットの決定者やないんで
    待つしかないんよねぇ」
とあやふやにしか答えられない。

 

さてさて、医療関係の方々へ!

少なくとも、ほとんどの人々がする
「極高値で買って、極安値で売る」
ことだけは卒業しましょう

 

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 アメリカの市場では、珍しい逆三角保ち合いになっている!
        これは 炭鉱のカナリア でもある

 

 

 老いの慟哭-3  もういくつ寝るとお正月

 

    youtu.be

       

 

マルコの父上はやりたいことをなし終えて、
満足と平安に満たされた日々を送り
わずかな苦しい日々を経て善逝を全うしたといえましょう。

 

一方母上は動くこともままならない状態で長らく施設におります。

 

吾が父上や母上は約束をいつも守ってくれました。
ところがマルコは不肖者で、全ての約束を破ったのです。


これらは娑婆ではどうってこともないことでしょうが、
天に慚じてしまうのです。

 

宝塚で母上と暮らしていとき、寝床を整えていると

「マルコではありません」と
サラサラと裏に書かれた広告の紙が出てきました。
おそらく死んだときのことを思い、配慮しての書き置きでしょう。

青年時代には、どうして気づいたのか不思議なのですが、ガールフレンドと
まとまるようにとこっそり心配りがありました。
相手の母親にそれとなく探りを入れてくれたのです。

 

そうした母上という存在に一番の喜びを贈るには、
“頼む”のが一番でありましょう。


ですから危ないといってさせてくれない施設に道具を持ち込んで
「枕カバーのほつれ直してね」とか、「暑苦しいから散髪頼んでいい?」と
語りかけると最高に嬉しそうな顔をします。

その仕上げがどんなにクネクネ縫い目のお針子でも、
へんてこな虎刈りでも最上の散髪屋さん。

 

人生の冬をひかえても元気な頃、二つ目のよかれは
希望を叶えてあげることと思い立ちました。

母上はしばしば「お父さんはねアメリカが好きじゃなかったから、
ハワイへ連れて行ってくれなかったの」残念そうにいっておりました。

 

そこで大風呂敷好みのマルコは、「ジェット機を1台借りて
母上をハワイへ!」計画をたてました。
千年構想の実現のため始末生活しているマルコがです

 

当時ある外資系の銀行のプレミアの客になると、クレジットカードの特典で
300万円ほどでハワイへジェット機を飛ばせたのです。

 

ホノルルの「天国にふさわしい館」ハレクラニホテルに
一週間ほど泊まってくるという予定です。
ところが残念なことに、色んな事情でその銀行は
日本の支店を畳んで撤退してしまいました。

 

同時にジェット貸切でとあれこれ構想を拡げて考えているうちに、
母上はいつのまにか施設に送られてしまったのです。
縁がなかったのですね・・・・

 

しかたなく私が単独ハワイにゆきホテルの写真を撮ってきて
見せることにしました。

いまではバーチャル・リアリティーでプレゼントできるでしょうね。
実現は難儀でしょうけれど。
施設の事情はよく分かりますが、足こぎ車椅子コギーや
ウエラブルロボットを試させてといってものっけから拒否ですから



それはそうとして、これを皮切りに母との約束を
まったく守れなくなりました。

母上の世代は食糧難をくぐり抜けたので、なんの苦もなく
自給を生活に取り入れます。

そんな母上と一緒に庭を設計して、花と作物の花園にしてあげると約束しました。
ですから母上にとっては思い出と丹誠込めた自宅に帰ることが大きな望みなのです。

 

施設を訪問すると小さくなっている母上はこの時とばかり
本音を言います。今まで口にしたことのない愚痴です。

そして
「今は八朔の花が咲いてるわね。その脇のサクランボは
 孫のHのために植えたのよ 鳥が先に食べるからちゅういね。
 あんたちに美味しい桃を食べさせたくて植えた白桃はどう?」
などと自宅の話をします。

 

そして母上は耳と心に痛いことを必ずいうのです。


「今度はいつ家に連れて帰ってくれるの」
「これから連れて帰ってくれるのね」

 

それに応えるマルコは嘘ばかりいうのです。

「明日ね」とか「そう、一緒に帰ろうね」

すると母上の顔は喜びに輝きます

 

時折施設のベッド下に泊まるのですが、寝る前に
「明日一緒に帰ろうね。
 かえりに、好きなもの買ったげる」
とそれは楽しさ満悦で眠りに入ります。

 

その夜中に歌が聞こえたのです
♪も~ぅ い~くつねると、おしょうがつぅ~♪

♪おしょうがつにはたこあげてぇ~、
      こまをまわしてあそびましょ~♪

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あくる朝、約束を裏切ることになりますから、
家に帰りたい一心が別れをつらくします。

 

全ての力を込めた手で車椅子を回し突進して
エレベータへ乗り込まれようとするのです

「私も一緒に帰る!」
それを若い施設の人がグイと押しとどめる

 

母上の懇願のまなざしと、骨折だらけの不自由な手を折れんばかりに
力を入れる姿を振り切るかのようにドアは無機的に閉まります

 

いくたび悲しさや落胆の冷や水を浴びせたことでしょうか

 

 

さて、まるこが世間と争っている間にたくさんのご縁があり
また父と縁の深い金沢に引っ越ししました

その後すぐ母上は気が違ってしまわれたのです。

 

それはきっと、マルコがほとんどの約束を破ってしまい、
おまけに訪れる回数が激減したからでもありましょう。

 

施設も世間も安全を旨として、不自由な高齢者を外出させるのに
暗黙の抵抗をしました。介護タクシーもそっぽを向きます。
ただマルコの友人だけが帰宅の骨折りを手伝ってくれました。

 

曾野綾子身体障害者の“死んでもいいから”の望みを叶える
海外旅行を断行したニュースにマルコは拍手を送りました。

 

 

これからマルコは「もういくつ寝るとお正月・・・・」などと
口ずさむことはないでしょう

 

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