千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

 毎日が誕生日  < リセット >

 

難儀になったものを、状況を切り替えるために
いったんすべてを断ち切ることをリセットといいますね。

電脳 (PC) でそれをしますと、
 軽快に働いてくれます     (^_-)-☆。

大拙老師に
      「無心にして、初めてよい仕事ができる」という、
 深くうなずかざるを得ない箴言があります。

無心もリセットも共通点は、放すということです。
放下 (一旦捨てる) ともいいます。


西洋流では、健康になるには、あれを食べなさい、
栄養学でいえばビタミンは **mg 摂りなさい、となります。

それも必要ですが、まずは便を出すことだと
実践者が笑っていました。

深呼吸する前には、まず“全部はき出しなされ”とは
呼吸法の達人の指示でした。
まさに呼してから、吸うのですね。

記憶法も全く同じ。脳みそは限界があるので、しかと憶えるには
上手く忘れることだと、脳生理学者が研究結果を述べていました。

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          一月家出も旅もこれ一つ

財布を満たそうとするならば、まず空にしたなら
入ってくる可能性が開けます。
二千五百年前の人生の達人だった范蠡が、まさにそうでした。
満瑠壺も、何度もその経験をしました。 今空っぽです 笑^^;

若者と交流で爽やかなのは、柔らかな人がいるからです。
ガチゴチになった習慣的思考が少ないので、
すんなり受け入れて聞いているのが目の光で分かるのです。

松下幸之助が社員にしたい第一に挙げた要件は素直さ。
お年よりは満瑠壺含め、聞くふりし自分の云いたいことを
まとめていて、新しいことは入りにくいのです。

身の回りのものでも、人間関係も同じでしょう。
硬く手を握り、背負っているものが多いとねぇ・・・

苦しいこと病苦、嫌な出来事など
人を過去に引き戻す心のシミだってそうです。
こだわりは執着であり、害あってよい事はありません。

息を詰め、見詰めるヤカンは沸かない、心理 & 真理です。
      

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                  放っとけば沸く


リセットの一方法は、息を長く長く長く吐きながら、
心が広々空になってゆくなぁとの心地よいイメージを持つことです。

そして、大拙老師が
      「賢い人は複雑なことを単純に考える」
   とも云いました。
これを心いたします。  PCでも簡単なプログラムほど
壊れないし、動きがはやいですね。

           持たないメジロは自由に羽ばたく

   

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