千 年 の み ち

“渡り鳥” が描く今と未来               たちばなマルコ

しみじみと実を結ぶ


生徒時代、暗記物が苦手でしたワ

地理28点・・・特に英語が成績悪く
しょっちゅう運動場の真ん中で正座させられましてん


そんなマルコが二千円が惜しゅうて

英文の手紙をロンドンに送るはめとなってしもた----


         むかし、むかし

坊や達と、1.3メートルはあるトカゲを追いかけた

        平安の国 ブルネイ

「あんたら、あっっちから先回り!」と叫びつつ
駆けまわったやけど、

オオトカゲ君は巣穴に逃げこんだ

 

 

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             気の合った坊や達

そのブルネイが好きで銀行口座を作った

この世界展開する銀行が、ブルネイから撤退、
資金が残ってましてん。


いろいろあって、マニュアル担当者やのんびりスタッフは
返還要望を聞き入れてくれない。八ヶ月やりとりしたんやけどなぁ。

なんと、セキュアメールとかで
読むために認証とかわけ分からん手続きが障害物、
奇々怪々の沼にはまってしょもたんです

人をおちょくるな!と呪ってましたらなぁ、
その銀行はんも英国ブレグジットで、
案の定 数千人職員配置換え発表しはった。

ま、しょうないわ と あきらめとった

   ∞


それから歳月流れきて

こないだの寒い日に急に思いついた
「ん?ダメモトで本社へ交渉!」

一月かけて

ロンドンの本社におわす最高経営責任(CEO)へ

「ガリバーさん、困ってますねん・・・・・云々」

と手紙を書きましたがな。

無理やろなぁなんて思うとりましたが、
たちどころに回答がきまして仰天ですわ


メールで詫び状、ブルネイから詫び電話
おつむ痛とうなりましたけど、あっという間に解決 !

思てたより多めが戻りましてん
ブルネイで一泊できる シメシメ

運動場のみじめさが、半世紀も経って
ダメモトチャレンジで実を結んだんかいなぁ

 

   ロンドンからもメールが送られましてん 日本人と変わらんなぁ

 

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           ほかほか こころ温まりまんなぁ 

 

 

 

チビだった頃に

 

 

背伸びしてもチビだった

おっちゃんが池でモロコの釣り方を手ほどきしてくれた

   

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                素朴な美魚

おばちゃんは駅に行く道一緒してくれた

にいちゃんが雨の日傘をさしかけてくれた

お巡りはんはトマトをちょろまかしても見逃してくれた

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                まぁそのくらいよろしおます


年老いた今

背伸びしたら疲れますねん、 そやけど

坊やに餅つき杵を手ほどきできた

   

   

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           力まず振り下ろすと快音!
          http://world-action.net/archives/744

下手やけど異国の人に道をゆうてあげる

ヒヨドリがいたずらしても見逃せる

野生猫にさかなをお裾分けできる

      

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              go straight ・・・
        http://pene-test.seesaa.net/article/442852079.html

 

 

 時を超え



かなり前にメルマガでお送りしてたのが

去年からHPでちょこちょこ記録を残してます


この年ともなると、年賀状と一緒で

“まだ、いきとんでぇ~”ってお伝えですねん


近頃、おもろい使い方を思いつきましてん

なにしろ相当先まで予約投稿できるから!


HPに「あ、まだへんてこなこと書いとるわ」と
おもても死んでるかもわからへん  (^^ヘ)

あの世にいても、ずっと記事を投稿できるって
      なんだか    いいなぁ

   

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               時空を超 Morning Musume
        https://www.youtube.com/watch?v=wCPZTjqvN0Q

 湯気の向こうに

 

 

近頃寒いから、うどんが気に入りましてん


讃岐うどんのサービスデーにゆきましてなぁ・・・・

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             温かな マア 温かな

お客が少なかろうと、夕方四時前に店にいったんです。
職人がエイヤっとうどんをのばし、茹でたりしている。

「並みですか?  へい!釜ゆで一丁!」

 

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              手さばき見事!


桶で湯気たつうどんを持って席に座る。
まばらな客は・・・・・・

おばちゃん達がパラパラと座り、大桶のうどんをすすっている。
サラリーマン風が二人、やはり大桶から
40-50センチのうどんを持ち上げてる。

女子生徒のペアが二組、おいしそうに食べている。

ずんぐりしたオッサンがトッピングを皿に置いて
釜揚げでほかほか湯気たつ桶を横に置き
スマホいじりしている。

なんと、眼鏡の女子生徒がお茶をとって来たついでに
おっさんにも水をおいて行くやないか。

丸こい顔をほころばせ。小さく礼をゆうオッサン。

そうこうすると次々子供連れのお母さんがやってくる。
母と幼い子二人、母と少女二人。母と姉弟3人。母と中学生二人・・・

子供達はそれぞれ小桶を前にして、うまそうに白い歯を見せる。
それを見詰める中桶の母親。

大桶二つを分け合う四人親子
大桶一つと、いなり寿司、お握りを分け合う三人親子。
子供は大桶、母は小桶の中学生親子。

それぞれの家族の工夫が見られて感心しまっさ。
でもね、どのテーブルも慎ましやかで和やかな時がながれてる

豪華なレストランにはない、さりげなくも
真心のぬくもり立ちのぼってる - - -


庶民の幸せが、傍の腹も心さえも満たしてくれまんねん

 

 

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                    親子うどん
         https://cookpad.com/recipe/4141943

 

 

 

なめらかな日

 

 歯を磨いてもらったそのあとは

なめたらおみごと、つ~るつる

ここちよいままで食堂で

うどんをツルツル食べたなら

これはもうもう

音に合わせて

歯とうどんがツルツル同志で歌い踊る

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            つるつる ♪ すべすべ

ほんまほんまに、あすもさきざき
なめらか日和ならいいなぁ

 

 

 心の雪解け

  

        爽やかな映画だった

  ∞

米国の田舎牧場で育った世間知らずのカウボーイ、
青年ボー(ドン・マレー)は21才で自信満々怖いもの知らず、
傍若無人の振る舞いをする。

ボーの親ともいえる友人のヴァージルとともに
アリゾナ州のフェニックスへ勇んで来た。
生まれて初めて都会にやって来たボーは、
腕の覚えのあるロデオ大会で大金を獲得する。

ボーは酒場の裏町歌手シェリー(マリリン・モンロー)に一目惚れ、
嫌がるのを無視して強引に結婚を決めてしまう。


人々の言葉に全く耳を貸さないボーを恐れたシェリーは逃げまどうが
友人達の協力むなしく、田舎へ帰るバスに乗せられる。

その途中豪雪にあって、とある停留所に足止めを食うのだ。
運転手が「私は船でいうと船長、乗客を守る!」ということで、
シェリーの為にボーに挑んだ。

二人は大雪の中で拳を振るい、ボーは負けた。
ボーは迷惑をかけた乗客や店の人に謝る約束だった。

ヴァージルの温かな励ましも後押ししたのだろう。
ボーは純真で一途なだけに、潔さを持ち合わせていて、
悔しさをにじませながらも周りの人、一人一人に許しを請うのだ。

初めての敗北でどうやらボーには優しさと謙虚さが芽生えてきたようで、
それを感じたシェリーは結婚を心から受け入れる道をたどるのだった・・・・

 

 ∞
印象的だった点は;


ルールをわきまえた喧嘩がいかほどに男を結びつけるか。
私らが若いときよく喧嘩したが、理解と友情を結ぶきっかけとなった。

戦った後での男の潔さ、吾が人生の師である范蠡将軍の生き様に通じる
本物の潔さに惚れぼれする。

また、心が入れ替わるといかに行動が変わって、人々によい影響を与えることか。
まるで雪解けが春を呼ぶように。


清々しいハッピーエンドの映画だった。


              バス停留所 より

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                  ボーと友人のヴァージル
           http://ameblo.jp/jahyon2002/entry-12113864958.html

 

 

 

 

寄り添う若者達


京都嵯峨野へ墓参りに出かけた。
極寒が少し緩んで、うららかなお日より。

お参り後、岡﨑公園のロームシアターへ行くため、93系統のバスに乗った
四十分ほどのバス中で地元の生活が見ることが楽しみだ。

車椅子の人を乗せるとき、ワンマンカーの運転手どんが
どんなに奮闘するか初めて見た。

 

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             熊野神社 縁結びだった

 


熊野神社に着き、ここも参拝して出た所で
四人の中学生と仲良しになった。
目を輝かせ屈託なく語りかけてくる。

二人は少年で背がマルコ近く伸びている。
二人は笑顔愛らしい少女。
街中の探検学習中なのだ。

少年達は先を歩き、時折振り返って待っててくれる。
少女達は両脇を寄り添ってくれ、あれこれ会話する。
なんだか若者四人に守られている感じ。

こういう時お年の男は、独りで喋りながら
ずんずん先に行ってしまうもんやけどね 笑

マル「あんたら、都の公家はんか、姫みたいな雰囲気やね」
「キャハ、私たち都から外れた所なんです」
「どこやろ?」
「北の国際会館の方です」
「はぁ~、さよかそれにしても雰囲気が雅やびてるで」
「そうですかぁ、ウフ、前の右の男の子、確かにそんな所あるかも」
「もてるやろな、優しそうやし」
「そう、女の子の間で許せるってかんじ」「きゃ、ホホンホ」と隣の子も相づち
「それって、人気あるってこっちゃね」
「はい、」
少女達はこんな話なら永遠に続く

「どちらへ行かれんですか」
ロームシアタへ世界的に有名な踊りを見にね」
「そうなんや、いいなぁ」「あ私、去年小澤征爾指揮の聞きに行きました」
「あ、そりゃよかったなぁ、どんな曲、交響曲?」
「曲というより、歌でした。抽選で当たったんです」
「運がエエなぁ、あんたら四人エエ運が近づいてくる人相しとる」
「エッッ!うれしー、幸せになりたいぃ~」

話は軽快に弾んだけれど、シアターに着いたようだった。
四人は手を思いっきり振って街中探検を続けていった

初春の若者が残してくれた、爽やかな心の残り香が心地よかった。

        

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    http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10425000014

    ~~そしてベトナムのテトを思い出した。~~

バス切符の窓口で「民族大移動だからバスの予約は無理やね」といわれ、
仕方なく田舎町、バオロックにずっといた。

元旦に、のこのこ歩いていたら、後ろから
「正月おめでとー!!」と声がかかる。

ふりかえると、若者達が普段着で笑いかけ
そしてお年玉をくれたのだ。

訳の分からん言葉だけど、意思は通じる。
「マウコ、おいでよ~」と誘い、若者達のお祖母ちゃんの家へ
連れてってくれ、宴会を皆で楽しんだのだった。

なぜかこの時のことを思い出した。
今、正に旧正月真っ盛り。




真心豊かな若者達よ、あんたら
     ゆくてに吉祥ありまっせぇ